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孤独な君の話し相手だった。【失恋体験談】

お疲れ様です。ヤマサンです。
今回は自分の過去の失恋話をしていきたいと思っています。何故書こうかと思ったかと言うと過去のことなので記憶が薄れつつある為、文章として形に残して置きたいと思い書くことにしました。
かなり長くなってしまいますが、もし良ければ見ていってください。



【人生を豊かに】


社会人になり仕事を始めた僕は会社の人から怒られまくる、環境にも馴染めず、まさに落ちこぼれの社員でした。

そんな何気ない日常を豊かにする為に
マッチングアプリを始めたんだ。
課金前提のアプリは初めてだったので抵抗はあったものの社会人ということで思い切ってダウンロードをしました。

何もかもが初めてだから女性受けするような写真なんて当然無く、ドアップの自撮り写真を載せていた。当然モテないし、話下手でせっかくマッチした人とも長続きしなかった。

やさぐれた自分は手当たり次第女性にいいねをしていた。
顔写真やプロフィール文章も設定していなかった女性にもいいねしていた。
失礼だけど人気のない女性なら自分でもマッチ出来ると思ったんだ。

そんな中一人の女性とマッチした…

【写真家との出会い】


その女性とは趣味の話題を通して交流を深めていきました。
御朱印集め、生き物、写真が好きだったこと。僕は御朱印にはあまり興味が無かったが、生き物の話や写真の話題をたくさん話していった。
職場の人間関係に疲れていた僕の唯一の楽しみはYouTubeで日々生き物の動画を見て癒されることなのだ。

カエルやインコ、柴犬、ペンギンなどの魅力を思う存分語った。「生き物って表情豊かなんよ」「純粋な存在や」なんて一方的に話してて共感してくれたことがとても嬉しかった。

写真の話題でも盛り上がった。カメラが好きな女性はたくさんいるが、その人の写真はポートレート写真がメインであり、モデルの影響もあるかもしれないが、引き込まれるような写真が多かった。エモいっていうのかな…

【連絡が途絶えても忘れられなかった】


マッチングアプリだったらあるある体験だと思いますが、連絡が返ってこなくなりました。
最初こそ諦めて次へ次へと切り替えていった。でも当然すぐマッチなんてしないよ。したとしてもトークが続かないし魅力的な人が居なかった。

当時の自分は返ってこない返信でも玉砕覚悟で期間を空けて話しかけていた。

4つ目の返信で相手から返信があった。
ヤマサン「この動物チャンネル知ってる?」相手「知ってます」てね。
可愛いよね!→分かります。こんな感じのテンション差だった。

既読無視をしていたのには理由があった。その人にはもう恋人が居た。
その話を聞いた僕は「じゃあもう連絡はしない方がいいね」と連絡を絶とうとしたら、「なんで連絡を絶とうとするんですか」と引き留めてきたさ。「だって彼氏いるんやろ?」
「話し相手としてなら大丈夫です」
そんな会話から再度交流が始まった。

【話し相手として複雑な心境を抱いていた】


最初は彼氏のことや性格が良いことこんなところにデート行きましたなどの惚気話を聞いていた。次第に君は仕事の愚痴や彼氏に対する愚痴を漏らすようになったよね。

彼氏とは遠距離だし、身長が低くて嫌だとね。理想のタイプは背が高くて、真面目で、面白い人と言っていた。
「ちょいまて。ワイも低いで」と笑って自虐交じりに話したりした。

そんな会話をしていく内に彼女から会ってみますか?と提案されたが浮気はダメと彼氏を大事にしなさいと伝えて断った。
「彼氏とは別れようと思っています」
まてまて、なぜそんな話になった⁉と慌てつつ理由を聞いた。
彼氏のことが好きじゃなくなったらしかった。「それは彼氏さんが可哀想だよ」と口では諭しつつ、当時の自分はもしかして付き合えるチャンスかもと思ってしまった。最低です。

クリスマスに相手と付き合い続けるか、別れるかを決めるといい内心別れて欲しい気持ちはあったものの、でも彼氏も可哀想ということで一応ちゃんと考えてみなよ。と伝えた。

結果は別れることになった。

【話し相手の僕は君に惹かれていった】


恋人と別れて憔悴した君を元気にしたくて、僕は一方的に話していた。
「はい。そうですね。そうなんですか?」って返してくれたこと、インターネットでは脈なしトークって言われていることでも、必死で食らいついた。
たとえ話し相手だとしても…

一生懸命頑張っているのに仕事で上手くいかないと大泣きした君の愚痴をひたすら聞いた。写真が好きだけどスランプに陥って何を撮っていいのか分からへんと言ってたから。
一緒に解決策を考えた。

乾いた僕の日常はいつしか君のことで夢中になっていった。そんな日常が続いていくことを夢見ていた…

【2度目の音信不通】


2度目の音信不通はLINEブロックだった。身に覚えが無かった。「あんなに楽しそうに話していたのになんでなん!?」自分は納得出来なかった。もう諦めるべきだろうか…成人してる22歳の男が泣きながら悩んだ。
「もう忘れようって…」
仕事にも身が入らなくなり、怒られても何も響かない。全てがどうでも良くなっていた。

やけになった自分は色々なマッチングアプリに手を出した結果10人以上の人と同時進行で親睦を深めていった。
タイムアタック感覚で返信が来たら即返すという。1人駄目になっても、代わりなんていくらでも居るからと気にしていなかった。

ここで後に友人になる人達とも知り合いました。

自信と諦めから女性に対し物怖じしなくなった私はインスタで写真家のDMに連絡した。どうせ返信も無いだろうし嫌われても良かった。

諦めの連絡から予想外の反応で返信がきた。

「私は1度既読無視をした。2度目はLINEもブロックしたのに、あなたはなんで私に話しかけるんですか?インスタのDMまで来てそんなに私のことが好きですか?」

「はい」と答えました。
話していて楽しいから、話せば話すほど魅力的、仕事に一生懸命なところ、プライドが高く強がりやけど本当は孤独で寂しがりやなところを支えたいと思った、共通の話題やミステリアスな部分など話を重ねるごとにいつしか僕は君に惹かれていったことを伝えた。

君は笑ってくれた。「ツンデレで泣き虫の割にプライドが高くて面倒くさい女で男好きだけどいいの?」って。
僕はかまへんといった。

【たった1つの選択肢を間違えた僕の後悔と謝罪】


お互い胸の内に秘めていたことを吐き出してからまた色々と話した。
相手からも「よろしくお願いします」と返信が来て有頂天になっていた。

これからしたいことを話したり、デートの提案をしたりしていた。〇〇駅の〇の時計台で集合したら、近くの映画館に行こうという話になったり、初めて会った時に「私で良いと思うんだったら買い物に付き合ってよ!」なんて楽しく話したりしていたんだ。

そんな会話をしていく中で僕が「いつ遊びに行こうか?」と質問した際に「本当に会うんですか?」と相手から問われた。相手曰く自信が無かったらしいです。
自分は「別に気にしなくてもいいよ」と言ったけど、ゴールデンウィーク中には会いたいと強調したことで強引に誘ってしまい、相手からは「あなたの強引な部分が無理」だと言われ、必死に弁解したけどもう遅かったです。インスタもブロックされてしまい、この恋は終わりを告げました。


以上が私の印象に残っている失恋体験談です。

今でこそ相手が嫌がっているのなら無理して誘うことはしないのですが、当時の自分は未熟で相手の気持ちを察することが出来ず喧嘩別れという形になってしまいました。

もう少し余裕をもって相手と接することが出来ていれば、嫌なことはちゃんと受け入れて別の選択肢をしていれば…と後悔したお話です。

最後まで読んでいただきありがとうございました!



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