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物理学と数学

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物理学と数学、哲学の話題です。
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2021年5月の記事一覧

登録

登録

2001年以前に書いた私の書き物、論文、小説、エッセイ、詩、歌詞など、また楽曲は、全て、米国のコピーライト・オフィスに登録済みです。それが最も肝心なこと。

陽子・中性子(中間子)の形成

陽子・中性子(中間子)の形成

「離れるほど強くなる引力」が作用するため、クオークを1個だけ取り出すことはできないが、幾つかのクオークのまとまりなら取り出すことができる。ちょうど、大きさが等しく符号が逆の電荷を持つ荷電粒子が2つあると、中性になって電気的な相互作用が小さくなるのと同じように、3つのクオーク(或いはクオークと反クオーク)が一定の組み合わせでまとまると、SU(3)に関して中性になり、相互作用をしなくなるからである。こ

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振動方向

振動方向

SU(2) の内部空間ににおけるゲージ場について。クオークとレプトンには2つの振動方向があり、クオーク場・レプトン場のそれぞれの方向の振動が、uクオークとdクオーク、或いは電子とニュートリノである。これらペアを成す素粒子は内部空間における振動方向の違いによって区別されるだけであり、振動方向が変わることによって、dクオークからuクオークへ、電子からニュートリノへと姿を変える。教科書より

中沢教授

中沢教授

文化科学系の本で、人類学の論説を読んでいます。一般向けの読み物です。中沢新一ですが、この人が、人類学と自然科学との垣根を取り払おうとしているようで、おもしろいんですね。以前は宗教学で私立大学の教授をなさってました。そして、今、私が批評・思想の読書に戻るきっかけを作ってくださいました。

音自体?

音自体?

カントに「物自体」と言う重要な概念があります。ならば「音自体」があっても良いのではないかと。これは冗談ではないかもしれません。音は空気を媒体とした波である。しかし人や動物は、その波を聴覚により実体として捉える。ここで私が主張したいのは人間にとってどうかということです。波という言葉の物理学的な定義も大問題ですが、ここで考えているのは、哲学としての実体という言葉の定義です。

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