情報弱者が被る害(ライフハック)

まさか自分が情報弱者だと、否応にも自覚せざるを得ない世界線が訪れようとは。

新卒から社会人として10年企業で働いており、
それなりにiPhoneを駆使し、
コロナ禍でのzoomやtiktokも、ひととおり体験し、
オンライン診断でお医者さんとの診察もこなしている、
齢32歳県庁所在地在住女。

情報弱者です。
そして、そのせいでめちゃめちゃ損してたっ!
かなしい!!!
語彙力の低下である。

ここで言う損は、金銭面での損だ。
情報をしっかりキャッチし、対応できていれば、
クレカのポイントがそれなりに貯まっていたであろう、
という意味の損。

ポジティブに考えれば、
別にマイナス出費ではない。
クレカのポイントでプラスで得られていたであろう金が
取らぬ狸の皮算用。

小生、元気なときはポジティブ人間なので、
実はそこまで、損、だとは思ってない。
それよりも、
自分が、情報弱者、
最新(でもない)テクノロジーについていけてなかった、
という事実が、メンタルにきた。

まず事の発覚は、
会社の売店でのこと。

2,3ヶ月前にやっと、電子決済が導入され、
これまでは現金かクレカ、クイックペイでの対応のみだったが、QRカード決済が可能になった。

私は、ほとんど現金は持ち歩かず、
なんならこの春に、3つ折りのお財布を一新し、
名刺入れを財布にしている女。
現金は日頃からほとんど使わない。

paypay、楽天pay、クレカでの支払がメインだ。
それをすべて、楽天カードに紐づけているので、
楽天ポイントがかなり貯まる。
楽天ポイントは、ポイントの溜まり具合が目に見えるので、貯まっている実感がすごく持てる点、
使用可能な店舗の多さ、で、かなり評価している。

そんな中で、
交通系ICカードのみが、イケテナカッタ。
オートチャージはできない、
iPhone walletにも対応してない(モバイル対応してない)
ので、
毎回上限の2万円チャージしていた。
ここで、suicaではないことがおわかりであろう。

通勤費がそれなりに毎回かかるので、
交通系は常にmax額にして、
いざというときに、残金ない!を避けていた。

話は逸れたが、
会社の売店で、コーヒーを買うため、
楽天payを開いたが、
電波が入らず、決済画面が開かなかった。
親切なレジのおばさんが、
ここ電波入りにくいから、その柱の近くで振ってみるといいとおもいます〜
と教えてくれた。
お昼休みの繁忙時間だったため、
私のうしろには数人が列をなしており、
焦る気持ちから、
言われるがままに、iPhoneを掲げて振ってみた。
今冷静に考えると、
そんなこと有用であろうか、、、?

そんな恥を演じたも、悲しく、
QRコードは現れず。
居た堪れなくなり、
やっぱりコーヒー諦めます、ごめんなさい、
と列を離れた。

それを同僚に伝えたところ、
え?クイックペイは?
てか、言ってくれたら買ったのに!

や、やさしい。

いや、私クイックペイ入れてないから。。
ふだんpaypayと楽天pay派だからさ〜。

いや、クイックペイって
クレカと一緒だから、そういう決済アプリじゃないで。
(関西弁)

え?なに?
わかんない?どういうことですか?

クレカもってんやん?
それをiPhoneのウォレットに連携すればいいだけ。
絶対やったほうがいいで。

え?じゃあクレカさえも、現物カードは持ち歩かなくてもいいの?
クレカが使えるところは、ぜんぶクイックペイで賄えるってことなの?

いや、全部じゃないと思うけど、
たいていクレカ使えたら、クイックペイ使えるで。
でも全部じゃない。

どーゆーことーーーーーーー?!?!?!
それみんないつ知ったのーーーー?!?!
知らないの私だけなんーーーーーー?!?!
誰から教わったの、みんなああああああ?!?!

すぐ、iPhoneのwalletに、クレカを連携。
そこでハッと思いついた。
交通系ICも、なんかiPhoneで改札にピッとやってる人いるよね?
それってクレカからチャージできるってこと?
そのカードを楽天カードにしたらポイント貯めれるよね?

今まで現金で機械でチャージしてたけど、
何のポイントにもならないし、
もしかして、小生、閃いちゃった!?

こういうときに、閃くのが私である。
そこそこ賢いのだ。(説得力)

そして、iPhoneのwalletに、
楽天クレカとモバイルsuicaを連携することに
成功。

ただもうひと悶着あった。
こういうひと山が、心を折れさすのだ。

apple payに初めてクレカを登録した際、
カード会社に、『通話認識』なるものをしなければならない。
調べたところ、これは2023年くらいにルール改定になったらしい。
夜23時を回ったくらいに、
チッめんどくせー、と思いつつも、
まぁ電話して、タッチパッドに数字とか打ち込む系のやつでしょ〜、と舐めていた。

そしたら、どっこい。
朝9:30〜17:30までしか、対応していない、との自動音声。
え?
タッチパッドに打ち込む系なのに、そんな時間制限あるんか?
しかもフリーダイヤルじゃないから、
その音声をきいて、たぶん30円くらいかかった。
しかも、2回かけたから、60円だ。
1回目、まじめに音声を聞かずに切ってしまったのだ。
情けない。

翌日、9:30すぎに電話をかけた。
そしたら、なんとまぁ、
人間がでた。

コールセンターの生身の人間様が出たのだ!
え!
人と喋るの?

そして、誕生日を聞かれ、答え、
今回apple payでのカード連携ということですね?と聞かれ、はい、と答え、
では、認証させていただきますので、
と終わった。


え?


人がやる必要あるの?
むしろ、なんかコールセンターの人の手を朝から煩わせてすいません、なんか。
と申し訳なさが生まれるほど。

このIT現代社会で、時代逆行を目の当たりにした。

モバイルにするために、
キャッシュレスにするために、
電話して人と話す、

こんなに不思議なことがあろうか。
こんなに矛盾が同居していることがあろうか。

貴重な体験であった。
でも、疲れた。

ではまた、来世で。
K


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