病院と調剤薬局はいくつあっても常に混んでいる


これは日本だけの事象なのだろうか?


どんな病院、クリニックも、待つ。
そして、同じくして、調剤薬局も、待つ。


あえて、一旦"待たされる"という表現を控えた。

病院いくといつも待たされる、
とはよく言うが、


逆に言えば、
病院以外に、なにかを待つ、ということが基本的にないだけではないか?
とも思う。


病院では基本的に、受付してから先生に見てもらえるまで、
早くても20分は待つと思う。
長いと、2時間越えも全然あるのではないか。


20分で済んだ日には、
めっちゃ早く見てもらえた!やった!!
という感想になると思う。

30分なら、
まぁ割と早かったな。

45分なら、
1時間かからなかったのは、マシなほうか。

1時間なら、
はぁ〜1時間で済んでよかった〜。

それ以降は、
もう辟易、怒り、不満、
が時間に比例していくことだろう。

しかも、
そのあと、第二段階の薬をもらうために待つフェーズが待ち構えている。

しかも、これは第一段階の
医師の診療までにどれほど時間がかかったかは、
全く考慮されない。

なにせ、もう団体が別だからだ。

第一段階が幸運にも20分で済んでも、
第二段階でも、20分くらい待つとすると、
体感では合計で1時間は待った気がするものだ。


しかも、1番恐ろしいのが、
これが予約をしている場合も、これが起こることだ。


予約の概念が覆される話ではないか。


だがしかし病院は仕方がない。
自分が病人になると、自分が1番惨めで絶望の真っ只中であり、
医師の先生に藁にもすがる思いで
診察を心待ちにしている。

が、
その人数が多いのだ。
なんともまぁ、人間というのは、
いつ何時も、至る所に病を抱えているものだな、
とつくづく思い知らされる。


しかも、命に関わるものでなくてもだ。
しかも、命に直結しなくても、自分にとっては大問題なのだ。


たかが、痒み、肌の湿疹、
死にはしない
だが、病院にいくし、なんとしてもいち早く医師に見てもらって、薬を処方してもらって、
とりあえず安心したい。


朝イチで病院にいっても、
確実に待たされるが、
夕方ならほぼ待ち時間がないクリニックがある。


しかし、自分が切羽詰まった状況のときは、
朝イチに診察してもらいたい欲が治らないものだ。
夕方まで自宅待機したとして、
自分の中で不安が払拭されないままほぼ1日を過ごすことになる。


朝イチであれば、
1時間で、不安から払拭される。
薬も半日早く摂取できるから、
治るスパンも短くできるはずだ。


であれば、人は待つ選択肢をとるのではないだろうか。


人間は病が多すぎる。
老若男女、いつ何時も、
人はさまざまな病に悩まされる。


そして、病院と調剤薬局は
その人たちにとって、欠かせない存在であり、
いくつあっても、
人で溢れかえる。


たぶん、職員のひとたちは、
怠けることなく、キチキチと動いてくれている。
なのに、待たされることに苛立ちを募らせる。


私ひとりだけでも、
心穏やかに感謝の気持ちを持って、
待たせて頂こうと思った。


ではまた、来世で。
K

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?