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リテピ花写025 メキシコから、スペイン、アフリカ、フランス、日本、アメリカへ マリーゴールド
春から秋にかけて半年以上も長く咲いているマリーゴールド。
橙や黄色などの鮮やかな目立つ色で、ひときわ目を引き付けてくれます。
長く咲いているので、
マリーゴールドはいつが旬だろうって思っていました。
聖マリアの金という意味のマリーゴールド。
中世以前は、
マリーゴールドはキンセンカのことだったのに、
いつの間にかこの花に変わったのですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1663320713408-hA35NW8oKk.jpg?width=1200)
メキシコ原産で、アステカ人が栽培していました。
御多分に漏れず、アステカを滅ぼしたスペイン人が持ち帰り、
16世紀にアフリカのチュニスを占領したときに
アフリカに持ち込まれました。
その後、フランスにも渡り、
江戸時代には日本に渡来し、
コウオウソウ(紅黄草)、センジュギク(千寿菊)と呼ばれました。
17世紀ですから、わずか100年にも満たないうちに
世界を駆け巡っていたのですね。
1万ドルの懸賞がかけられていた白色のマリーゴールド作り。
ついに1975年アメリカで発表されました。
ヨーロッパに進出して300年ほどかかり、白いマリーゴールドの誕生です。
国ごとに、メキシカンマリーゴールド、アフリカンマリーゴールド、
フレンチマリーゴールド、アメリカンマリーゴールド、
そして中国では万寿菊と呼び名が多彩です。
日本で栽培されているのは
ほとんどフレンチマリーゴールドとなっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1663320734241-uSxbqytrlF.jpg?width=1200)
花言葉は、絶望、嫉妬、悲しみ、逆境を乗り越えて生きるなどで、
世界を駆け巡ったマリーゴールドの運命を表しているようです。
また黄色には健康、
橙には予言もあります。
6か月の長く咲くマリーゴールドらしいですね。
黄色のマリーゴールドは、メキシコで卵の黄身の色付けにも使われます。
葉には独特の刺激種があり、
メキシコでは墓所や祭壇を飾る花として利用されています。
明るい色が好きな陽気な国らしいですね。
悲しいとき、落ち込んだ時は、マリゴールドを見て、
情熱で逆境を乗り越えて生きよう。ですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1663320748322-LlrqIdD832.jpg?width=1200)
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