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LITALICO研究所ニュース|2019年7月29日号

「LITALICO研究所」は、”障害のない社会をつくる” というビジョン実現に向けて、社会課題に対するさまざまな研究活動を展開しています。
「LITALICO研究所ニュース」では、2~3週間に一度、障害のある人を取り巻く環境や支援に関する研究・政策の動向を中心に、LITALICO研究所スタッフが気になったニュースをピックアップしてお届けします。

*選挙

先日の参議院選挙で、公約に同性婚や夫婦別姓などの政策が盛り込まれたことについて、専門家がコメントしています。

投票所の入場券について、性別欄をなくすなど、LGBTに配慮した仕様に変更する自治体が増えているようです。

重度障害のある2名の方が当選し、障害者への理解促進や社会のバリアフリー化が進むことへの期待がニュースになっています。

*障害

大人の発達障害のある方々への支援を強めるため、都内の当事者団体が連携してネットワーク団体を立ち上げたニュースです。

復興住宅入居者で、うつ病などの精神疾患を発症する可能性のある人が増えているという調査結果が発表されました。

精神障害と健常者の共存・共生をテーマにした文学賞が創設され、公募が開始されたニュースです。

視覚障害者らの読書環境を改善する、読書バリアフリー法が成立しました。

*難病

免疫システムが誤って膵臓を攻撃してしまう難病「自己免疫性膵炎」のメカニズムについての発見があったそうです。

パーキンソン病の新薬候補が発見されたニュースです。

パーキンソン病の診断が血液検査でできる手法が開発されたとのことです。

同じ闘病経験のあるドラマーが「ペルテス病」の支援団体を立ち上げたニュースです。

自身も筋ジストロフィー患者の研究者が、自らの症状をヒントに研究を続けています。

*家庭

虐待などで保護された子どもが身を寄せる「一時保護所」に関するニュースです。

母子家庭支援団体の全国協議会が発足しました。

*テクノロジー

大阪のベンチャー企業が、スマホで障害者手帳などの提示ができるアプリを開発しました。

*支援制度

障害者などの社会的弱者との契約を拒まない賃貸住宅の登録制度について、登録件数が目標の5%程度にとどまっているそうです。

ひきこもりや貧困などの相談が一括でできる体制整備に向けて、厚生労働省が検討を進めているニュースです。

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先日の参議院選挙では、ジェンダーが争点になったり、重度障害のある方が当選したりと、マイノリティーや障害について様々な動きがありました。今後の動向に注目していきたいと思います。
それでは。(M・M・O)



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