小さな行動が、大きな海を守る力に
こんにちは!
梅光学院大学4年 馬場ゼミ 広報チームです!
先日私たちは下関の3つの海岸を清掃してきました!
御船手海岸
↓
綾羅木海岸
↓
小串海水浴場
の順番で海岸を回り、浜辺のゴミ拾いを行いました。
普段何気なく訪れている海岸も、実際にゴミを拾いながら歩くと、その美しさを守ることの大切さを実感しました。
海は私たちにとって大切な自然の一部ですが、そこに溜まったゴミはプラスチックやペットボトルなどが多く、人の日常生活で発生したであろうゴミが多かった印象を受けました。
このような現状を、ラップで世間に訴えることを私たちのゼミでの主な活動としていますが、今回改めて「海洋ゴミ問題の現状」「海洋ゴミが及ぼす影響」「私たちにできること」の3つについてお話したいと思います。
海洋ゴミ問題の現状
海洋プラスチックゴミは地球規模で広がっており、その量は年間800万トンとも言われています。
また、2050年にはプラスチックゴミの量が魚の量を超すという推計もあり、各国が積極的に取り組まなければいけない問題となっています。
2017年のデータでは、日本は世界でも有数のプラスチック生産国で、国民一人当たりの容器包装プラスチック廃棄物の量は世界で二番目に多いとされています。
海洋ゴミが及ぼす影響
海洋生態系への影響
プラスチックごみは水中で分解されず、長期間にわたって海洋環境に残ります。
これが生態系のバランスを崩し、海洋生物の個体数や種の多様性に影響を与える可能性があるそうです。
そうすると漁業・養殖業や観光業など、海洋資源に依存する経済活動に悪影響が及ぶ可能性へと繋がります。
海洋生物への影響
海洋ごみによって魚類、海鳥、アザラシなどの海洋哺乳動物、ウミガメを含む少なくとも約700種もの生物が傷つけられたり死んだりしており、このうち92%がプラスチックごみの影響と言われています。
具体的には、漁網などに絡まり自由に動けなくなってしまったり、ビニール袋を餌と間違えて食べてしまい消化管の塞がりや栄養吸収の妨げによる餓死などの健康被害が深刻化しています。
人体への影響
海洋プラスチック問題は、魚を食べる人間の健康へも影響があります。
非常に小さなマイクロプラスチックは、プランクトンでさえも飲み込むことができるものです。
そのマイクロプラスチックを飲み込んだ魚を人間が食べることで、人間の体内にもプラスチックは蓄積します。
私たちにできること
3Rを心がける
3Rとは「リデュース(Reduce)」「リユース(Reuse)」「リサイクル(Recycle)」のことを言います。
プラスチックは捨ててしまえばゴミとなってしまいますが、分別し再利用すれば資源にもなります!!
これらを意識することで海洋プラスチックごみ削減にも繋がるのです。
プラスチックゴミを減らすための行動をする
例えば??
レジ袋をもらわなくていいようにマイバックを持参する
繰り返し使える詰め替え用ボトルなどを購入する
ごみのポイ捨てや不法投棄はせず、所定の場所や時間に分別して捨てる
などなど、、、
私たちのちょっとした気遣いで海洋ゴミ削減に繋がるのです!!
ごみ拾いやボランティアに参加する
海岸は広いためどうしても人手が必要となります。
このような清掃活動に積極的に参加することは海洋を守る上では大切なことなのです。
私達も実際にごみ拾いのボランティアに参加しましたが、様々な気づきがあり、海洋ゴミに対する意識が変わりました。
また、色んな方と交流を深めることもでき、とても有意義な時間になりました!
みなさんもぜひボランティアに積極的に参加してみてください!!
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