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薬のストックについて考えてみた

 私は、甲状腺乳頭がんのため、甲状腺を全摘しています。本来、甲状腺から出るホルモンが出ないため、一生甲状腺ホルモン剤の薬を飲む必要があります。また、この薬を飲むことで、がんの再発防止の効果もあるとのこと。私にとっては、大切な薬です。

 「毎日必ず薬を飲む」という経験は初めてで、最初は心配だったのですが、数か月で慣れ、あっという間に日常になりました。薬の錠剤も小さいし、かかる時間はほんの数秒。薬を飲むことについて感じるストレスはほぼありません。良かった~!!と胸をなでおろしていたのですが…過去の気になるニュースを発見してしまいました。

 2011年の東日本大震災の際、福島県いわき市にあった甲状腺ホルモン製剤を作る工場が被災し、一時的に供給が止まったとのこと!!しかも、この1社で国内のシェアの98%を占めていたため、全国保険医団体連合会は、政府にこの薬の緊急輸入・海外支援を要請した、という出来事があったそうです。なんと!!

 もし、今同じ様なことが起きて薬の供給が止まったら、私にとっては死活問題!!「飲まなくてはいけない」薬が手に入らない、と想像しただけでドキドキしてしまいます。うひゃ~~~~~こわすぎる~~!!

 また、地震や台風などの自然災害だけでなく、このコロナのご時世。コロナの感染が広がり通院できない、自分が濃厚接触者になって通院できない、自分がコロナに感染、などなど「薬が受け取れない状況」も十分考えられます。そこで、主治医に薬のストックについて相談した所、1か月分余分に薬を出してもらうことができました!やったね!!

 「そんなことはめったにないはず!きっと心配しすぎ!」と思う自分もいるのですが、不安材料は一つでも少ない方がいい!自分で自分の身を守るために、考えられることは事前に手を打っておきたいなと思います。次回の通院時、「仮に病院に来られない状況になった場合(今は院内処方で薬を出してもらっています)、近所の薬局で薬を受け取ることができるのか」についても確認してみようと思います。

 

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