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小学3年生の時にできた「私は安産型」という思い込みからの出産記録


リスナー研修生のゆき@埼玉です。3月5日の産後ケアの日を皮切りに、産後ブログリレーしています。私も、長男出産時に書いた覚書を読み直してみました。

私が「安産」という言葉を初めて自分事として捉えたのは、小学3年生の時です。小学校の庭でキュウリをみんなで植えていた時に、担任の女性の先生が、「ゆきちゃんは安産型だねえ」としゃがんでキュウリを植える私を見てしみじみと、言ったんです。そして「安産ってすごく恵まれてるわよ。」と先生は言っていました。当時の私は、突然先生が羨ましがってるの?何なの?と戸惑いで固まっていました…今思えば、育休明けで、お子さん2人を保育園に預けてクラス担任を持っていた先生にも、先生の出産エピソードがあったのだろうし、土いじりをする私のお尻を見て、何か思い出したり、思うところがあったのかもしれません。家に帰って、母に報告すると、「それは、お尻が大きいってことだね。安定型!」と笑いのネタにされ、ショックでもあったのですが…。

でもこのインパクトある思い出も「出産には役立つ尻を持つ安産型の私」という出産時の前向きな思い込み音譜に一役買ってくれていたな、と思います。そしてありがたいことに、本当に安産だった私です。約8年前の出産時の覚書を読むと、起こる自分の体の変化を観察し記録に残すことを面白がって、楽しんでいる私がいるような気がしました。思えば、私は、丈夫な体でほとんど風邪もひかず元気で生きてきて、そのことは今でもとても感謝しているのですが、一方で思春期から家族の介護や家事の中心を担い、常に家族をケアする側で、自分の心や体のことを考えることには罪悪感さえあり、あきらめが先に立つ思考で生活してきました。それが、出産となれば、子どもを産むことに集中していい、と自他ともに認めてくれて、自分の主体性を尊重することを、自分に許可できたのだと思います。夫のサポートも感じたし、入院も点滴も初めてで、人生初の好奇心を刺激してくれるし、助産師さんが様子を見て声をかけてくれて、私の意向を尊重してくださったし、なにより、自分と生まれてくる赤ちゃんがケアされている、大切にされている、ということがとっても嬉しいことだったんだ、祝福に加えてたくさんのニーズが満たされたできごとだったんだなあ…と、改めて読み返して、満たされた気持ちになりました。

安心安全な場所で、なんとかなるさ、産まれておいでー!という開き直りスイッチも入り、助産師さんにほめられ調子づいて出産した私。直接伝えることはなかったけれど、なぜか湧き上がる両親への感謝を綴っていた私。


今、あの時の自分に言いたいことは、私らしく我が子を迎えたね、本当におめでとう。書き残してくれたことも、ありがとう!私らしく我が子を迎えたね、本当におめでとうお祝い書き残してくれたことも、ありがとう!頑張ってくれてありがとう!と、とりとめのない私の回顧録感想文でした。思い出してみて、あらためて気づく幸せもあれば、再び思い出す産前産後の、あの頃の心の傷もあるなあと思います。どんなお話でも大丈夫です。よかったら、皆さんもぜひおはなしDAYで話してみてくださいね。

(2021年3月22日の記事より)

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