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モヤモヤ妊婦さんにも使ってほしいおはなしDAYとおしゃべり会


事務局&リスナーのひろみです。
娘の誕生日があり、久しぶりに妊娠、出産時の頃を思い出しました。私の妊娠、出産は心が揺さぶられることが多かった。特に、医師の何気ない言葉に驚き、傷つき…以下、ちょっとしんどい話が続きますので、疲れている・落ち込んでいるなどの方は、このページをそっと閉じてもいいかもしれません。



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まずはじめは、妊娠を確かめに行った産婦人科で女性医師が言った言葉。内視鏡を使いながら、女性医師は夫の医師を呼んでいた。「なに、これ。こんなの見たことある?」私は子宮筋腫を持っていて、かなり大きなのが1つと小さいのが複数あり、その画像が異様に見えたらしい。高齢出産ということもあり、「うちでは無理」と大学病院を紹介され、転院した。大学病院では、「あなたの子宮はネズミのかじるチーズみたいな状態」と笑って言われたのにも複雑な心境になったが、もっと驚いたのは、「これ(筋腫)、どうしてもっと早く取っておかなかったの?」と訊かれたこと。何年も前からずっと婦人科で経過観察中で、取るという話は1度も出なかったと、返事をすると、「自分で赤ちゃんをとりあげるとなったら、絶対取ってたと思うな。リスクが高すぎるもん。」と言われて、今更そんなこと言われても、と泣きたかったし、憤りを感じた。日本の「産科」と「婦人科」という専門性で医師の担当が分かれているシステムを呪った。

次の健診では、「心音が聞こえない。次回もこの状態なら、手術して出しましょう」と言われ、その晩は本当に泣いた。そして、不安を抱えつつ、自分の体内に小さな命がある、という確かな感覚を信じて迎えた1週間後の健診で、違う医師が、「順調だね」とあっさり言い、「前回、心音が聞こえない。次もそうなら手術すると言われた」と告げると「えっ、そう?筋腫を赤ちゃんの育つ部屋と見間違えたのかもね」とあっけらかんと言われ、愕然とした。もし今回も、前回の医師が担当していたら、間違えて生きている赤ちゃんを掻き出された可能性もあったかと想像すると本当に怖かった。(あくまで私の想像です)

よくみんな「健診は赤ちゃんに会える時間だから楽しみだよね」と言っていたが、私にとっては、予約しているのに毎度さんざん待たされ、中に入れば、医師に打ちのめされる、恐怖の時間だった。妊娠初期だけでも、これだけすぐに思い出せることがあり、その後、安定期に入ったあともいろいろあった。今思えば、僅かな可能性も一応伝えておく、という彼らの義務だったのだろうけど(ある意味、保険をかけるようなものなのかも)、こういうことが起こりうる、あなたは普通の人よりそのリスクの可能性が高い、という内容の「専門家」の淡々とした一言一言は、高齢で初産の私には重くのしかかった。私は、「母子どちらかを選択しなければならない場合は、子どもを選択してほしい」と遺言した。実際そういう選択を迫る事態もあり得ると言われていたからで、それくらい、聞かされるのはリスクの話ばかりだった。(いざ、出産時には、専門家がそばにいて、チームで対応してくれる心強さ、有り難さに涙することになった。症例検討会でも取り上げられていたようなので、きっと本当に難しいケースには違いなかったのだと思う)

あの時、おはなしDAYを知っていたら。きっと健診の度に利用していたと思う。途中からは、健診終了後に予約するのではなく、健診日に合わせて事前に予約を入れただろう。何を言われても、なんとか立ち直れる、「今度はこんなこと言われちゃって~」と(泣き)笑い話のネタになる、と、お守りのように思えたに違いない。

写真は友人たちからいただいた本物のお守りたち。神様どうしケンカもせずにみんなご利益を発揮してくれたと思う。そして、母子手帳入れに付いているロゴが「Lisu mom」の文字・・・!?(偶然です。いや、運命の予告??)

今、妊婦さんで、いろんな喜びと共に、不安や嘆きを抱えている方(特にコロナ環境下で、きっと通常よりも不安も多いことと思う)、ぜひ、おはなしDAYを利用して欲しい。夜や土曜の枠もある。不安や嘆きは、家族に対する八つ当たりではない形で吐き出し、喜びは何倍にも膨らませて、思う存分、味わって欲しい。どうぞ、早めのご予約を。無料です。

(2020年9月18日の記事より)


おはなしDAYのご予約は

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https://coubic.com/lis-mom/services


■NPO法人リスニングママ・プロジェクトHP
https://lis-mom.jimdofree.com/

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