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12月から「あったかダイアローグ」を改めてご案内

書き手:あーや

一か月はあっという間で、一年すらあっという間な気がしています。
12月から、りすにんぐファームの「あったかダイアローグ」が、リニューアルします。

オープンダイアローグの枠組みを活かした、初めての方でも安心して参加していただける、参加者さんの心の安心、あったかさを大切にしたワークです。
オープンダイアローグが何か知らない方、興味はあるけれど前知識がなくて不安な方にも、安心して参加いただけます。
はじめてオープンダイアローグのワークに参加すると決めたとき、どんなワークから参加したらいいかわからない私に、大先輩が一番にお勧めしてくださったのが、このワークでした。

今までは、計四回のワークのみ参加可能でしたが、今回からは、前半二回、後半二回に分けて、好きなほうに参加できます。

12月は、前半はベテランにこさんがファシリテーター。私もサポートで参加します。後半は、私あーやが、ファシリテーターをします。にこさんがサポートに入ります。

前半後半、両方に参加していただくこともできますし、よりいっそう、ゆったりとした対話ができるので、おすすめです。

詳しい内容は、こちらになります↓
https://listening-firm.com/free/treatment-meeting

まだ12月からのワークの定員があいているので、改めてご案内させていただきました。

あったかダイアローグならではの特徴は、経験専門家がファシリテーターをしているということ。経験専門家とは、当事者性を持ちながら、対話を実践し、学び続けている人のイメージです。

この文章を読んでいる方で、精神の病の当事者や、そのご家族などいらっしゃいましたら、私たちとゆったり、対話してみませんか?

私は、14年前に統合失調症になり、身体拘束を受け、そのまま三か月入院しました。

その後、デイケアや、生活支援センターや、作業所に通ったりもしました。

オープンダイアローグは、フィンランドで使われている、統合失調症の急性期の方と「対話する(ミーティングをする)」という方法をとり、入院や服薬も、しないで済むならしない方向性で、治療していくというもの。

急性期の激しい症状を知っている私にとって、信じられないくらい、人としての尊厳を大切にしてくれている療法。

私は、急性期に際して、拘束され、閉鎖病棟にいれられ、その経験がトラウマとなって、ずいぶん長く苦ししみました。

拘束も、入院も、ほんとうにすっごく、怖かったのです。

医療現場がひっ迫している昨今、現場で働いている方々の大変さを考えると、そのような経験を強いられたことを、ただ、被害者目線からだけで語るのは、よくないかもしれないとも、思っているけれど。


ここまで書きましたが、あったかダイアローグを受けたからといって、統合失調症が、治るわけではありません。

オープンダイアローグは、対話のための対話。対話を続けることが大切で、その過程で、何かが副産物のようによくなる、ということはあるけれど、問題の解決が目的で行われるわけではないのです。

だいぶ楽になってはいますが、私はまだ闘病中でもあります。

でも、私自身は、オープンダイアローグに出会って、大きく変わりました。

対話的に話し、対話的に受け止めてもらうことが、私には、精神のお薬以上の薬となっているのは、確かです。

こんな私だからこそ、できることもあるかもしれないと、りすにんぐファームで日々、対話実践を重ねています。
オープンダイアローグ、りすにんぐファームと出会って一年。まだまだ、未熟ではありますが。


話すのが苦手だったり、生い立ちや、特性、服薬などの影響でコミュニケーションに困難を抱えている方でも、安心してワークに参加し続けられる空気を、一緒に、つくりあげられたらと願っています。

どんな方でも、少しでも興味があればぜひ、12月からの「あったかダイアローグ」に、参加してみませんか?

あったかダイアローグ↓

りすにんぐファーム↓


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