京都、奈良、やっぱりシカが偉い
これは、2018年9月の話。
※ 2021年、外出自粛をきっかけに過去の一人旅を振り返るシリーズです。時系列は順不同で気まぐれにお届けしています。
まとめはこちら「旅行ではない旅の記録」
夜行バスからの京都タワー朝風呂
旅人たちの定番、夜行バスからの京都タワー朝風呂。
だったこのお風呂、2021年6月で閉館してしまったとのニュース。こうして旅ができない間に、馴染みの場所が次々と消えていく。口惜しい。
雨の鴨川沿い
数年前にふらっと入って気に入っていた、鴨川沿いのお店。「いつかまた」と思っていたのに、名前も場所も曖昧で……だけどちゃんと縁があったようで、このときまた出会うことができた。
川床席からアオサギが出入りする、かなり開放的な店内。おそらくフランス人なのであろう店員さんがこのアオサギのことを「ナポレオン」と呼び、フランス語で話しかけていた。外は雨。ほかに客もなく静かだ。
あんまり私に似合ってなさそうなおしゃれランチ。
いつのまにか奈良
過去の旅の記録を見てたんだけど、ここから突然、「奈良の夜」になっていた。もっとちゃんと振り替えれるようにしておけばよかった。
奈良駅近くの立ち飲み屋。焼酎が「なんでも1杯500円」とあり、目の前に大好きな兼八の瓶があったので、ロックで注文。「それ、ロックで入れちゃダメな量!」をなみなみついでくれるタイプの店であった。
焼酎の瓶にそれぞれ貼られた手書きのカードがなんともいい。なんだか、ねずみのアナトールを思い出す(チーズ工場にしのびこんでアドバイスを書いたカードを添えていくやつ)。私も書きたい。
下御門商店街と大安寺
宿泊は下御門商店街近くの小さなドミトリーだったと思う。チェックインのときに入り口の鍵が閉まっており入れなかったという思い出(ドミトリーあるある)。私以外に一人旅の女性が2人いて、2人とも日本語が話せなかった(これもあるある)。
この商店街に朝からやっているカフェがあると聞き、翌朝行ってみる。そこで、なんともぐっとくる朝ごはんに出会った。
こういうごはんは、ゆっくり噛んで味わいたくなる。噛んでいる間にいったん箸を置くかんじ。じんわりと汗をかき、体が少しずつ目覚めてくる感覚も味わう。
家族の病気平癒を願い、大安寺にお参り。
炎天下の中を歩きまくりの途中、ちょっと休憩させてもらったザ・難読駅名の京終(きょうばて)駅。駅自体は長い歴史があるらしいのだけど、ちょうど駅舎を建て替えたばかりだったようだ。電車に乗ったわけではなく、このきれいな広々とした駅舎で休ませていただいた。
やっぱりシカが偉い
奈良に行くたびに思うけど、奈良ではシカが絶対的に偉い。良くいえば堂々としているし、悪くいえば、傍若無人?笑 どこでも寝ちゃうのとか、ほんとすごい。
この3年前、2015年に奈良に行ったときもやっぱりシカの地位にひたすら感心していた私。
だけど時には横断歩道を渡るお行儀のいい面も見せてくれる。
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