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HSPさんはリーダーを目指そう

ストレスに弱いし動揺しやすいけど、繊細さんはリーダーになれると思う。諦めないでも何とかなる。

HSP (Highly Sensitive Person)は5人にひとりと言われている、繊細で過敏な性質をもつ人のこと。病気というわけではないですが心理学上の概念で、自覚がある人には自分を理解するために役にたっている考え方。

よくよく考えれば、HSPは病気じゃなくて閾値の差。意識のアンテナの幅が広い分、苦痛も感じやすいけど能力の幅も広い、と考えた方が良いのでは?と思いまとめてみる。

長めの記事になってしまいました。しがない実体験書いています。

HSP研究のアーロン博士がHSPリーダーについてどう考えているかも紹介しています。

HSP「繊細さん」がもともと備えていると思うリーダー資質

繊細さんはリーダーに向いていると思う。

・良心的
・自分は我慢して人を優先するからもともと責任感がある
・自分の気持ちに忠実になれる
・ひとり(孤独)が好き
・価値観がハッキリしている
・本質がぶれない
・思いやりがある

繊細さんは失敗する恐怖は強いし、ストレスにもプレッシャーにも弱いかもしれませんが、リーダー性もあるようにみえる。

リーダーを目指そう。

私がここで言いたいリーダーは、職業や役職というより姿勢とか在り方、生き方のセルフリーダーシップのこと。

「自称リーダー」

スタートはそこからだし、他人がついてきてくれるかなんてどうせコントロールできないんだし

そこは相手の問題なんだから、自分自身の範囲に責任もてばOKと思う。

「自分の意見に責任を持っていて自立している」とか、「自分を起点にしていてモチベーションを保てる」とか、「決断力があるし人にも自信を与えられる」とか、「人の尊厳を守れて尊重できる」とか、そういう人物のこと。

世の中世知辛いし、日本人は感受性がひくい民族と言われているし、HSP生きづらい。

でももし組織にも、家庭にも、地域にも、政財界にも、良質なリーダーがまんべんなく居たらとてもいい環境。

組織なら、この変化の激しい時代ひとりひとりいつでもリーダーになれる位でやっと丁度良いと思うし。

HSPさんはナチュラルにいい人(良心的)な人が多いと思う。

自営業関わって、こんな詐欺やあんな組織や詐悪巧みって本当に存在するんだ、と知った。世の中のウラは知らない方が幸せな事も多いけど

その現実を見ていないせいで「ナチュラルに良心や良識を持っている」「それをもとに行動にうつせる」というHSPの性質ががどれだけ貴重でどれだけ強みか

ということにも気づいていないとしたら勿体ない。HSPさん、逃げたり隠れたりせずに前面に出ていって社会に貢献してほしいと感じます。

そのほうが本人個人も社会も世界も幸せが増える。

逃げた方が安全というのは思い込みだった(実体験)

私の30代はしばらく非正規雇用と、副業で個人コーチをする、という生活ペースでした。

当初就職した先が、仕事は楽しかったけどまあまあブラックでひどかった。そのショックもあったり。ダブルワークのバランスでしばらく落ち着いていた。

いま思えば、末っ子気質っていくつになっても抜けないもので、特有の無責任さとガッツのなさの惰性かと思う。

家では家族間の緊張感に怯えながら育った。学生時代から目立つことはきらい。

権力が嫌いで「悪」だと思い込んでいた。なのでリーダーや「長」のつく役割がまわってきそうになると、人を傷つけたくないから逃げていました。

それが、30代なかばで小さな事業所(家族経営)でプレイングマネージャーをやってみた。個人コーチングやってたし、組織論もさんざん学んでたか難しくないだろうと思った。

やってみたら、身内とはいえ現場では上司に違いないからやりにくいし、顧客を優先して守らないと売上げ立たないから仕事なんていくらでもある、自営業なんて年中無休で働かないとしぬぞみたいなプレッシャーあり、いくら頑張ってもスタッフからは煙たがられる存在、外部関係者からはほぼ無視される、など

経験したことのないストレスからスタート。

現場に出ていれば事務処理はどんどんたまるし、それは休憩時間か夜か休日の仕事になってくる。ほかの期限付きの雑務もいくらでも横入りしてきているし、現場の頭数足りてるから、と現場離れて事務処理させてもらおうと奥に引っ込むと表スタッフの機嫌がどんどん悪くなる。

どうかご勘弁をと祈りながら、自分の気力体力がいつまで続けられるのか不明。関係者の中で利害の対立もなくはなくそれが目障り。健全な関係づくりのためにも自分なりに必死で奔走。

でも逃げ癖のせいで何をやっても詰めが甘めで空回りしていたと思う。誰かが何とかしてくれる、という期待心や依頼心が状況を改善させなかった。

スタッフの方も不安だったんだと思う。

私なんかがリーダーシップ?むり笑と思っている間は何も変わらなかった。代表に全部決めてもらってマネージャーしてるのが楽ちんだと信じていたので

ひとりで勝手にどんどんブラックの働き方になっていって。疲れ抜けない。代表は私を上回るブラック環境だから共倒れも避けたい。

身の危険を感じるほどになってきてやっと気づいたのが

責任から隠れたり逃げようとするからいけない。自分主導の幅を広げていった方が、安全なんじゃないか?という可能性。

コーチングやっててリーダーシップないがしろにするなんておかしいし、リーダーシップを自分に応用したら

はて、どうなるんだろう?

と別の方向を向いてみようとある時思った

(組織の)リーダーとマネージャーは役割が違う。

マネジメントはリーダーシップに従う
「7つの習慣」ー(著)スティーブン・Rコヴィー

●リーダー
組織の目標をつくりだす。自ら変化や変革を起こす。

●マネージャー
目標を達成する。状況の変化に対応、維持する。

マネージャーよりリーダーの方ができることは多そう。

仕事だけでなく私生活や人間関係のの隅々まで、自分が自分のリーダーになろうと決めてから状況変わり始めた。

勇気を出して決めたのと、実際は心理学や脳科学の手法を自分に使ったからこその結果でもある

その間、本当に自分自身が変化したと思う。脳科学的に言われていることが本当に現実に起こっていったので、「これのことか」と確認しながら状況の変化を楽しむことができた。コーチングの理論と、何がどうなってそうなるか、っていう言語化もできるようになった。

私にとっては一皮むける機会でした。

でも「ダメなままの私」の方がおそらく扱いやすくて好ましく思っている実家の親や家族、上から目線の知人や友人他が私の変わろうとする姿に反発し始めたし、責められることもあった。

決断したら比較的スムーズにいろんな出来事が味方しました。信頼でき現場をお任せできるスタッフが現れ始めた。生活バランスも改善した。

やっていたのは、ゴール設定と信念体系(ビリーフシステム)の解体。信念体系っていうのは要するに自分自身のこと。あとはゴール設定とその自分のゴールに直接関連した自作のアファメーションです。

こういうのを使ってやっと変化って起きました。

脳科学でわかっているのは、判断や選択っていうのは無意識領域の神経系が先に反応していて意識の方は後なのだそうです。

自分で自由に決めていると思っていても、実際は過去の記憶だし人から受けた影響なわけで。自分の性質や個性や本音、生きがいとつながっているかどうかは別の話になってきます。

だから人生のいろんな領域に対してゴール設定して、自分の信念体系、、信じていることや好みや常識なんかを改めて吟味すること。子どもの頃に無意識に無批判に形成してしまった信念(ビリーフ)は、大人になって考え直した方がいいと思いませんか。

人生のいろんな領域っていうのは、大まかに言えば仕事とプライベート。もう少し広げると健康とお金と関係性。もっと深いとさらに社会的つながり、趣味、余暇、心の安定、家族、友人、自分の時間など。もっと高めればプラスして老後や社会貢献、自己成長などです。

それぞれの領域で自分の本音や本質につながるこどができれば、モチベーションも行動力も束になって増えるわけです。だから、仕事だけしているのでももったいないし、家族の世話だけしているのでもパワーは全開にならないっていう考え方。

話をもどすと、意志の力が弱いのは無意識に無批判につくられた信念体系(ビリーフシステム)のせいなんですよね。私の場合、身の危険を感じるほど働きすぎたっていうのが変化のきっかけにもなった。

人生には仕事だけじゃない領域が存在するし、仕事の悩みを仕事だけで解決しようとするのも無理がある。だから経営者はよく遊ぶじゃないですか。

本当にコーチングが人の変化を助けるのかどうか自分で試すいい機会だとも私は思った。

なんでも、人に聞いたり見たり読んだりだけだとどうしても弱い。昔は石橋をたたきながら渡っていた。自分の血となり肉となるのは経験値。だから他人からは遠回りにみえても勇気を出してなんでもやってみるのもいいな、と今は思う。

力の唯一の利点は、今よりさらに善を行える能力である
ーバルタザール・グラシアン(作家)

力や権力をもつのは悪いこと、思っていたけど、使い方と意図しだいで善になる

力や権力があったほうが良心をいかせるし、良いこともできる、自分のため、ひとのため、社会や世界のためになる自由度も選択肢も上がる。

HSP研究のアーロン博士もリーダーになるべき、という旨本の中で言っていて

HSPであるあなたは相談役であり、考える人であり、社会的、精神的リーダーとなるべき人々のグループの一員として生まれたのである。自分の敏感さに誇りを持とう
「ささいなことにも動揺してしまうあなたへ」ー(著)エイレン・アーロン」 

あなたはどう感じますか?

楽しむ能力を上げる「強み診断」

能力とか才能は誰でも持っているようでいて

開花しているかどうかは実際は家庭環境や対人環境によって差が出るかも。

たまたま本人の能力とタイミングと環境が一致して能力発揮できる場合もあるけど、まわりの大人が本人を褒めて励まして、っていうのを意図して継続していてこそ、開花できるものもある。

じぶんの強みという才能をぜひ把握して

強みっていう才能、能力について紹介したいのですが、強みは開花しているかどうかじゃなくて、みんなが普段無意識に使っている能力。

「さぁ、才能に目覚めよう」このタイトルの本を1冊買えば、オビにWEB診断用のIDがついていてテストを受ければ強みがわかるしくみです。

当たり前すぎて自分では気づいてないし、本人はむしろ短所や欠点ですらあると思い込んでいる行動特徴のもとになる資質です。

すでにあるものだから発見するだけでOK。

努力せずものごとをこなすことができる能力なので、リラックスできるし疲れない。だから仕事でもプライベートでも活かして欲しいです

お仕事に使えば効率もいいし生産性は高いし自分がとてもラクですのでおすすめ。

ちなみに、リーダーに必要な能力といわれているトップは自己認識力なので、強みは真っ先に把握してほしいです。

私の強みは何だと思いますか?って、人に聞いてまわる人をよく見かけたことがあった。強みを人にきくってヒントにはなるけどなかなか答えにはならないかと思う

強みは特定の能力領域でみえてくるもので。

自分では欠点や短所だと思い込んでいることですらあるから盲点だから人に聞きたいっていうのは正解。

もっと正解なのは、その部分で継続して行動をみてくれていて、成長をサポートしてくれている人に尋ねる

唐突に別分野領域のランダムな人に聞いてもわからないかもしれない。

自営業や起業、役職つきなら、自分で自分を観察しつつ、強みと思われるものをわざと使って、何が起きるか観ていきながら発揮しやすい環境を自分でつくっていくような、年数をかけたほうが生かせるかも。

なので、まずはひとりの時間にしっとりと自分で強み診断始めるのが私はおすすめでしたい。仕事といわずとも、なにか勉強していることがあるとか、もっと効率よくラクに生活を変えたいっていうのにもおすすめです。

強みは無条件に「楽しい」能力。

ちなみに、能力は環境に依存するので、自分のために環境を整えてあげるっていう考え方も必要。

参考:「成人発達理論による能力の成長 ダイナミックスキル理論の実践的活用法」ー(著)加藤洋平。

ピアニストはピアノがなければ能力発揮する機会がない。

強みの楽しさをつかえば環境を変えるのも大変には感じないかも。

強みや長所は、ほぼ無意識にラクに発揮できている資質。

そこを知って、伸ばしてあげるために(強みを)使う時間を意図的に増やしていけば、ストレスに鈍感になれるひとつの方法になります。ぜひ、自己投資としてやってみて

強み 参考本
「さあ、才能(じぶん)に目覚めようーストレングス・ファインダー」
(本にWEB強み診断のIDつき)

↓ほかのオススメ強み診断

強み診断
ギャラップ クリフトンストレングス(有料)VIA(無料)

都度費用はかかりますが、強みは数ヶ月・数年おきにテストするのがいいと言われています。

リクルートキャリアのグッドポイントも気になる。ストレングスファインダーは、世界でも一番ポピュラーな強み診断で、私も数年前からお世話になっています。これのもっと詳細な分析がクリフストレングス。VIAはブラウザで日本語にかえれば使いやすいですよー

自分の五感の「利き感覚」を知って活かす方法はこちらの記事後半で書いています。

感想、質問などコメントやフォローお待ちしています。

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