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ファスト&スロー | 3章 怠け者のコントローラー

ファスト&スローを読んで、1章ずつ、内容を簡単にまとめます。


システム2の特性(怠け者のシステム2には限界がある)

  • システムには、自然なスピードがある
    →その範囲内であれば負荷少ない


  • セルフコントロールによって、システム2は忙殺される。(※)
    =セルフコントロールは努力(=リソース)を要する、知的作業の一形
    →システム2が忙殺されている時は、システム1が行動に大きな影響を持つようになる(=直感的な判断をしやすくなる)

    (※)睡眠不足や飲酒、心配事があるとき(余計な心配で短期記憶に負荷をかけるため)も。

    ⇒セルフコントロールには注意と努力が必要、ゆスシステム2が働く

  • 強い意志やセルフコントロールの努力を続けるのは疲れる(=自己消耗) (人間の自然の欲求やニーズと対立するが、それを克服しなければならないことをするなど。)
    しかし:強力なインセンティブを与えられる or ブドウ糖の摂取で、自己消耗の影響に対抗できる.


システム2がどれだけ働くか、は人による

  • システム2がどれだけ動くかは、人による。「個性」あり。

    • 注意力を訓練すると、実行制御能力が高まる&非言語知能も上がる

    • 注意力のコントロールに関わる遺伝子がある。しつけも影響する。

    • 子供が注意力をコントローとする能力は、自分の感情をコントロールする能力と密接に関連する


その他システム2に関する情報

★スタルビッチさん「判断にまつわるバイアスにとらわれやすい人とそうでない人がいるのは何故?」
→「バイススに関係するのは、「知性」とは別に「合理的」という思考回路が関連してくる」という新たな切り口を見出した。


★フロー状能(長時間にわたって、意志の力がなくとも努力ができる状態、「最適経験」)であれば、集中力を維持するのにセルフコントロールは不要。残ったリソースを他のタスクに振り分けられる。


▼flier要約

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