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今ふたたびのロックダウン

こんにちは、りさです。
ここオランダは日に日に日照時間が短くなっています。今日の日の出は8:01、日没は16:47です。冬至には日はほとんど9時に上り、16時半には沈みます。寒くて暗い冬のはじまりです。

そんな季節の訪れをさらに憂鬱にさせるように、13日土曜日からオランダではロックダウンが再開されました。今回の規制はいうなれば「ミニ・ロックダウン」で、外出が厳しく制限されたり学業が全面オンラインになるわけではないのですが、お店の営業時間が短くなったり、お家でのパーティは控えなくてはいけなくなったりします。

わたしのもともとのルーティンからして、19時以降にどこかに食べに行ったり、家にたくさんの人を招くなんてことはないのですが、こうして政府から制限がかかると気持ちも落ち込んでしまうものです。もう一つ打撃が大きいことといえば、聴講するつもりの授業がオンラインに移行してしまうことです。修論のペースをつくるためにも時々大学へ行って勉強をしたかったのですが…。しかたがない。だけどちょっと悲しい。

ですが、こんな施策がなされるだけの理由があるわけで。オランダでは過去最高に1日あたりの感染者数が伸びています。ここ最近で一番多かったのは、約1万6千人/日。人口1750万人ほどの国ですから、かなりの感染者数であることがわかるかと思います。増え続ける患者数に医療機関が耐えられないため、政府は今回の規制強化に踏み切らざるをえなかったみたいです。オランダでは必要回数のワクチン接種率は7割を超えているのにもかかわらず、こうした大規模な感染が起きてしまうものなんですね。

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なんでこうなっちゃったんだろうか。オランダ人は個人の自由を第一に考えるとよく言われます。そのため、上からの強い制限が無い限り(そもそもそんなことをされるのは嫌う)マスクを着用したりナイトアウトを控えたり、なんてことはしない、とか。うーん、割としっくりくる説明ですけど、それにしたってこんなに広がっちゃうものかしら。今回の規制はとりあえずオランダのクリスマスのお祭り(シンタクラース、12月5日)の前までの3週間という期限つきです。でも、今までのパターンからすると長引いたり強まったりするのかもしれません。ずーん。

まあ、こうした規制に大きく一喜一憂しても仕方がありません。そもそもまだコロナ禍の真っただ中にいるんだから、今享受できることを楽しまなきゃ。ありがたいことに図書館はまだあいているし、外出制限があるわけでもありません。それに、冬には冬の楽しみがあるもので。あったかい服装で紅葉のきれいな街並みを歩くもよし、ろうそくを灯してホットティーでぬくぬくするのもよし。料理したり、本をたくさん読んだり、絵をかいたり、映画を観たり、(勉強をしたり)、やれることはたくさんあります。そんな感じでネガティブなニュースに負けないように、前向きに考えてみましょう。

みなさんもお元気でお過ごしくださいませ。

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