りりこ

シナリオ制作メインのライター|日記、エッセイ🦋🦋🦋

りりこ

シナリオ制作メインのライター|日記、エッセイ🦋🦋🦋

最近の記事

  • 固定された記事

YouTube動画のシナリオライターをやり始めて結構経ったので、まとめてみた。

みなさまこんにちは。 ライターのりりこです。 最近はエッセイを書くのが楽しくて書き溜め作業ばかりしてしまい、投稿がおろそかになっております。 今日はですね、朝起きてふと「たまには役に立つことを書いてもいいか! ライターだし!」と、思い立ったのでYouTube動画のシナリオライターについて書いていこうかと思います。 ちなみに私は現在シナリオライターとして、4社と契約。 自分のチャンネルでは、ディレクター業務と動画編集をしてます。 YouTube動画のシナリオって?いつしか

    • 『作家は孤独でないといけません。』

      『作家は孤独でないといけません。』 「先生、それはどうしてですか?」  神経質そうな真っ赤なルージュの先生は、ヒステリック気味に唇を開け、目を釣り上げた。 『いいですか? 友人、家族、恋人、子ども、ペットがいようと、心の中は独りぼっちでないといけません。 孤独を埋めるのは自分が産み出した作品。 そして、作品の副産物である名声と富。 それだけでいいのです。』  先生はそう言うと、また唇を真一文字に結んだ。  先生が言ってる事を何一つとして理解できないボクは、もう一度手を

      • 女の真っ当は、群れにはない。

        小学生の頃に、穢された。 脳震盪なのか、防衛本能なのか、ぼうっとする脳で「私は、どんな大人になるんだろう。どんな人生を歩くんだろう。」って、考えてたの。今、私の中にいる獣よりもずっと、ずっと真っ当な大人になろうって決めた。 中学生の頃に、男を誑かすことは簡単なのだと知った。 股を開かなくても簡単に男は私の奴隷になった、欲しがればなんでも与えてくれた。四葉のクローバーのネックレス、ハート型の香水、ラブアンドピースのシャンプー。それと共に、愛を渡そうとしてくれた。だけど私は、彼

        • 愛だの恋だの結局知恵の前には0

           朝の澄んだ空気に水を差す副流煙。  深い青から、薄いブルーへ変わる空を見上げ進んでいると、深海から海面に顔を出す潜水艦になった気分だ。ゆっくりと視線を動かし、真っ直ぐ前を向く。いつからそこに立たされているのか分からない年を食った電柱に、縋るようにべったりと落ちた雑巾を見て「ああ、明日は我が身だ」なんて、肩をすくめた。  それにしても、日の出が5時18分なんて大嘘じゃないか。  愛されたくて、貴方と一緒にいようと一緒になろうと、そう思っていたのにこれじゃあ、地獄に突き落

        • 固定された記事

        YouTube動画のシナリオライターをやり始めて結構経ったので、まとめてみた。

          愛されてる女は綺麗になるっていうけどさ

           オイルに絡まった蛸の香りが鼻腔を擽る中「私たちは、もっと大事にされてもいいと思うんですよ。だって私たちって、自己肯定感が他の人達より高いじゃないですか。気付くのが遅くなっちゃいましたけど、私たちよりも私たちを好きになってくれる男が必要なんです」と、彼女は大きくなったお腹を丸く撫でた。  スプーンの窪みを利用して、くるくると麺をフォークに巻きつけるも、上手く丸まってくれない麺がぴょんぴょんと飛び出して、皿に飛び降りてく。  その麺を見届けた後、私は彼女の浮腫んだ手に目をや

          愛されてる女は綺麗になるっていうけどさ