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認定NPO法人Living in Peaceマガジン

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認定NPO法人Living in Peaceの、全noteを詰め込んだマガジンです!
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#NPO

成人年齢が引き下げられました! できること、できないこと、気を付けたいこと!

「大人」とみなされる成人(成年)年齢が、2022年4月から20歳から18歳に引き下げられました。 これから18歳になる、または最近18歳になった10代のみなさんが、成人になると何ができるようになるのか?どんなことに気をつけなければならないか?を簡単に見ていきましょう。 何ができるようになる?みなさんにとって一番大きな点は、親の同意を得なくても、自分の意思で様々な契約ができるようになることでしょう。 携帯電話を契約する、一人暮らしの部屋を借りる、クレジットカードをつくる

コロナ時代の中高生向けオンラインプログラム!2年間にわたる試行錯誤の経験から得たノウハウのご紹介【後編】

こんにちは!認定NPO法人Living in Peace(以下LIP)です! LIPでは2011年より、児童養護施設で暮らす中高生を対象としたキャリア教育プログラム(「おしごとリップ」)を実施してまいりました。 新型コロナウイルスが蔓延した2020年より、対面で実施していた「おしごとリップ」を、Zoomを使用したオンライン形式のプログラムに切り替えました。 今回はその過程で得た「オンラインプログラム」をより良いコンテンツとする為のノウハウを紹介します! 「当日までやる

コロナ時代の中高生向けオンラインプログラム!2年間にわたる試行錯誤の経験から得たノウハウのご紹介【前編】

こんにちは!認定NPO法人Living in Peace(以下LIP)です! LIPでは2011年より、児童養護施設で暮らす中高生を対象としたキャリア教育プログラム(「おしごとリップ」)を実施してまいりました。 新型コロナウイルスが蔓延した2020年からは、Zoomを使用したオンライン形式のプログラムに切り替えています。 今回はその過程で得た「オンラインプログラム」をより良いコンテンツとする為のノウハウを紹介します! 子どもたちの参画意識を高めるコンテンツを考える

みんながつながり合える場所をつくりたい!そのために必要なこととは?【後編】

認定NPO法人Living in Peaceは2022年4月15日(金)、「にしなり★つながりの家」設立を目指すクラウドファンディング「「おかえり」でつながり合える地域の実家を!西成子ども食堂の挑戦」の協賛企画として、オンラインイベント第2弾を開催しました。 クラウドファンディングは、4月18日(月)に、総支援額19,790,000円と、当初の目標額12,000,000円を大きく上回る形で無事に終了することができました。ご支援・ご声援をくださった皆さま、本当にありがとうござ

みんながつながり合える場所をつくりたい!そのために必要なこととは?

認定NPO法人Living in Peaceは2022年4月15日(金)、「にしなり★つながりの家」設立を目指すクラウドファンディング「「おかえり」でつながり合える地域の実家を!西成子ども食堂の挑戦」の協賛企画として、オンラインイベント第2弾を開催しました。 クラウドファンディングは、4月18日(月)に、総支援額19,790,000円と、当初の目標額12,000,000円を大きく上回る形で無事に終了することができました。ご支援・ご声援をくださった皆さま、本当にありがとうござ

母子生活支援施設を退所された方々へ、クリスマスギフトをお贈りしました!

Living in Peace (以下、LIP) は、2021年12月に「Chance Makerギフト」の第4弾を実施しました。 Chance Makerギフト(以下、CMギフト) とは、母子生活支援施設を退所された方々へ、施設を介してギフトをお贈りすることで、施設と退所世帯のつながりを回復し、社会での自立を支えることを目指す取り組みです。 母子生活支援施設とは? 母子生活支援施設 (以下、母子施設) とは、子育て中のお母さんとお子さんが一緒に入居できる、集合住宅型の児

ルールはいらない? 「誰でも来られる」居場所を作るために大切なこと

認定NPO法人Living in Peaceは2022年3月26日(土)、「にしなり★つながりの家」設立を目指すクラウドファンディング『「おかえり」でつながり合える地域の実家を!西成こども食堂の挑戦』の協賛企画として、オンラインイベントを開催しました。 イベントでは、当事者、実践者、研究者という異なる立場から4人のゲストをお迎え! それぞれの立場から、「こどもの育ちを支えるつながり」をテーマにお話しいただきました。 今回の記事では前編に続き、イベント後半の様子を一部抜粋し

こどもの育ちを地域で支えぬく! いま本当に必要な「つながり」とは?

認定NPO法人Living in Peaceは2022年3月26日(土)、「にしなり★つながりの家」設立を目指すクラウドファンディング『「おかえり」でつながり合える地域の実家を!西成こども食堂の挑戦』の協賛企画として、オンラインイベントを開催しました。 Living in Peaceは、2019年3月、「困難な家庭環境にあるこどもの育ちを地域で支えるために何が必要か」を模索するなかで、本クラウドファンディングの主催者である川辺康子さんと出会いました。 大阪・西成で、こども

アニュアルレポート発刊記念対談! メンバーが語る「しごと=私のこと」

すべてのメンバーが仕事などの本分を別に持ちながら、互いの時間を持ち寄って活動しているNPO法人、Living in Peace。 メンバーそれぞれが「しごと=私のこと」とする人たちの力で、真に平等な機会のある社会の実現を目指して活動を行なっています。 今回は、2021年の活動報告をまとめた『アニュアルレポート2021』の発行を記念して、マイクロファイナンスプロジェクト、こどもプロジェクト、難民プロジェクトで活躍するメンバーが、それぞれの「しごと=私事」への想いを語りました

[監修協力]社会的養護についてわかりやすく解説するマンガが公開されました

「また虐待のニュース!最近多いなあ」 先日、(公財)ベネッセこども基金から、「虐待などにあった子どもたちがその後どのように処遇されるのか」「どのような課題を抱えやすいのか」などをわかりやすく解説するマンガ『「社会的養護」はじめの一歩』が公開されました。 本マンガにて、Living in Peaceの代表・中里も監修として協力しております。 問題の全体像について、包括的にわかりやすく説明されています。 虐待の個別のニュースを聞き胸を痛めている方は多いと思います。社会的養

年末のご挨拶

12月に入り、数え切れない人たちの心中を「今年もあっという間に終わってしまった」という言葉がよぎっていることと思います。 もちろん時間の概念的には「時間の速度」なんて考えられないわけですが、気づけば12月だったという驚きはとにもかくにも否定しようがありません。それは「駆け抜けた」というよりは「翻弄された」と言うべきものでしょう。 しかし、年明け早々、緊急事態宣言の再発令から始まったことを思えば、事態は本当に大きく前進しています。どうか、みなさん一人ひとりの頑張りを過小評価

りっぷキッチンでフードパントリーを開催しました

Living in Peaceは2021年11月7日(日)、コロナ禍でこども食堂が開催できない中、先月に続きフードパントリーを開催しました。 ※事前予約の3部制にし、感染対策もしっかりと行いました。 お子様1人あたり3食分用意し、合計で35家庭へお子様88人分の食料をお渡しすることができました! 事後に行ったアンケートでは、コロナの影響が続く中で厳しい生活が続いている世帯がいらっしゃることが窺われ、そのような方たちにもしっかりと支援を届けることができたものと考えています

新型コロナの感染拡大に伴い、困窮する外国籍の世帯に対して物資支援を行いました!

2021年11月6日(土)に、新型コロナの感染拡大の影響により仕事を失うなどして、収入が減少してしまった外国籍の世帯に対して、食品や日用品の物資提供をいたしました。 Living in Peaceでは、今年初めより「移民・難民の子どものいのちを守る基金」と銘打ち、繰り返される緊急事態宣言の影響で困窮する外国籍の子育て世帯への現金給付支援を行ってきました。 外国籍の場合は在留ステータスの関係上、生活保護制度を利用できない世帯が多いだけでなく、日本語でのコミュニケーションが不

ファミリーホームで哲学対話を

緊急事態宣言が明け、ひさびさに混雑した電車に乗りました。乗客同士、意図せず体が触れ合う距離感も、このところ長らく経験しなかったものです。肘が服に当たる感覚はいつぶりでしょう。 しかし考えてみれば、他人同士の私たち乗客は、互いにゼロの距離で、世界で一番近くにいる二人ながら、そこにいかなるつながりも見当たらないのです。昨年来の「会えない」づくしを経た身には、こんな当たり前のことが十分すぎる驚きでした。 人とのつながりにおいて、同じ場所で同じ時をともにする以上の、あるいは以外の