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【第3回】インフレ、デフレ、スタグフレーション・・・金融経済の基礎知識について詳しく解説!!

T:なるほど、お金を増やすには金利が重要なんじゃな。 
M:うむ。しかし現在インフレ到来と言われており、これからお金の価値が下がる。
T:お金の価値が下がる?
M:「貯蓄リスクが高い」とも言われているな。インフレ、デフレって知ってるか?
T:インフレーション、デフレーションじゃろ?そのくらい知っとるぞ。わしを誰だと思ってるんだ。
M:ドヤ顔しとるが、意味はわかっているのか?
T:何を!わかるわけなかろう!
M:いかつい開き直りじゃな。モノの価値が上昇するのをインフレーション、逆に価値が下落するのはデフレーションじゃ。
T:なんで現代人はなんでも横文字にするんじゃ。日本人らしく日本語で話さんかい!
M:・・・続けますよ?インフレーションはモノの値段があがるので、相対的にお金の価値が下がる。今まで10万円で買えた商品が値上がりして、10万円では買えなくなるということじゃ。反対にデフレーションはお金の価値が相対的に上がる。さて、インフレとデフレ、どちらが景気が良い状態かの?
T:お金の価値が高くてモノを安く買えるんじゃからデフレが良いに決まっておる。 
M:視聴者に解説しやすい名回答をありがとう。正解はインフレじゃ。
T:なんと!?
M:考えてみろ、モノが安く買えるということは、その販売元にも少ない金額しか入らんのじゃ。会社としては儲からん。
T:確かに・・・
M:儲からんから社員の給料も下がる。給料が下がるから簡単に買い物もできない。もっとモノが値下がりするのをみんな待つのじゃ。
T:待て待て、値下がりしたらまた会社の売り上げが減って、また社員の給料も下がるのでは・・・? 
M:理解してきたようじゃな。この悪循環は「デフレ・スパイラル」と呼ばれておる。
T:また横文字!!
M:ここからほぼ横文字だからな?反対にインフレならモノが高く売れるので社員の給料も上がり、また商品をたくさん買うという循環が生まれる。 
T:なるほど、だからモノの値段が上がれば景気も良くな・・・あれ?最近モノの値段上がっとらんか?
M:そう、最近ほんとに何もかも高いのう。
T:ってことは今って景気が良いのか?いや、しかしみんな給料は増えとらんようじゃぞ?
M:よく気づいたな。これはインフレの中でも悪いインフレ、「スタグフレーション」と呼ばれておる。景気は上がってないのにモノの値段だけが上がってしまってるんじゃ。
T:さ、最悪じゃ・・・生活できなくなるではないか!!
M:現金を大事に貯めてても増えんどころか逆に価値が下がる。せっかく持っているお金は貯金ではなく、早いうちに価値のあるモノに変えるべきと言える。
T:なんだ、株か!!まるで誘導尋問のように!!お金を手放してコワイ株をしろというのか!?
M:だから怖くないと言っておるだろ?なにも株をしろというわけではないが、実際アメリカの資産構成を見てみると、株式が36.2%、債券5.9%、投資信託が11.8%でこれらは「リスク資産」と呼ばれてるものなんだが、合計すると保有率が53.9%じゃ。日本ではこれらのリスク資産がわずか16.2%で、逆に貯金率が52.3%となっておる。
T:なるほど。リスク資産とは言うが果たしてリスクと捉えるかどうか。
M:そうだな。これからのインフレ時代、大事な資産を目減りさせないためにはお金を上手に活用することが重要であるぞ。それに、秀吉殿は武士だろ?株を怖いとか、リスクがどうこうとか、秀吉殿レベルの武士なら自らそっちを選んで進むと思っていたがな~
T:当たり前じゃろ!!それでこそ武士だからのう。
M:お~っと・・・扱いやすすぎて、おじいに言うことかわからんが、変な人に騙されないようにな・・・

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