風に吹かれる
空を映す鏡
セブンでカフェラテを買い、堤防に座って紙コップで指先を温めながら
ぼんやり海を眺めた
時折の北風が肌に刺さる
浜に降りれば堤防が風除けになって暖かいのは知っているけれど
そのまま風に吹かれていた
ほんの15分。
ただそれだけなのに、たったそれだけなのに、
重苦しく塞いだ心が軽くなっていた。
風と波が洗ってくれた
いつだって寄り添ってくれていて
丸まっている背中を柔らかくポンと叩いて
一歩を歩き出す勇気を灯してくれるんだ
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