花がたくさんのオープンデー
先週末、町はずれにある「園芸教育研究センター」のオープンデーに行ってみた。
ここは州立の施設で、樹木、花卉、農作物などに関するさまざまな取り組みが行われている。
ドイツの夏らしいカラッとした晴天。気温もそれほど上がらず、一年のうちでも恵まれた天候だった。
土の代わりに使われているのは、このような繊維。ドイツ語で「Steinwolle」=石のウールというのでアスベストが思い浮かんだが、もちろん違うものだった。
日本だと「ロックウール」と呼ばれる人工の鉱物繊維らしい。
それぞれの植物に合わせた肥料の研究なども行われている。
どれも花をたくさんつけていて見事!
あたりには虫、特にハチがたくさん飛んでいた。ハチにとってもここは楽園かもしれない。
これだけいろいろな花が咲き誇る中、文句なく一番人気だったのがこちら。
園芸やガーデニングのためのタイルや石材も並んでいて興味深い。
この赤みがかった石はこのあたりで多く産出されるもので、旧市街の古い建物にもよく見られる。
全体的にわりと白っぽいフランスの町からこちらに引っ越して来たときは、重厚で若干暗めな建物の雰囲気に異国情緒を感じたものだった。(どちらも異国なんだけど)
そしてみなさんお待ちかね!(じゃないかな)
おいしそうな一角へ。
今回、一番心惹かれたのがこちら。
最近ではポピュラーになっているらしいが、昔は図鑑のお気に入りのページにあった夢の花だった。
アザミの一種で、近種のものには「ルリタマアザミ」という美しい和名がついている。ドイツでも同様にKugel(玉)distel(アザミ)と呼ばれているようだ。
ひと通り敷地内を回って、お昼は木陰の長テーブルでグリルソーセージとポメス(フライドポテト)、そして軽めのラドラーを。
日常からちょっとだけ寄り道したような、よい一日になった。
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