見出し画像

山頂下をぐるりと巡る「パノラマルート」

チロルの小さな村アルプバッハ。
今回は車なしの旅のため、村を一望できる高台の道を散歩したり、隣村のインナーアルプバッハまで谷に沿って往復したりと、他の地域に足を伸ばすことなく、近場でのんびり過ごした。


今日は旅の最後に歩いた「ヴィーダースベルガーホルン (Wiedersberger horn)」を紹介したい。

山頂の標高は2127m。
村外れから出るロープウェイに乗って、1800mあたりまで3km 約10分で行ける。

アルプバッハの周辺の宿泊客は、もれなく「アルプバッハタールカード」がもらえる。
この地域のバスやロープウェイを無料で利用できるほか、割引などの各種特典がある。(2023年現在)
一昨年の夏に訪れた、こちらもオーストリアのショペルナウでも同様のサービスがあった


ロープウェイが着くのが下の地図のB地点。
そこから矢印のとおりに歩いてみた。

komoot.de wiedersbergerhorn panoramaweg より


登りはじめにはこんなスポットも


パノラマルートというだけあって見晴らしがいい



この先で夫は頂上まで寄り道していくというので一旦別ルートにし、頂上から反対側に少し降りたところの山小屋で合流することにした。

頂上には雲がかかっている。降りてきているところを撮った。

靄のなかにぼんやり見える夫


このあたりには牛がたくさん。カウベルが鳴り響く。

このあたりでひと休み。

山歩きのお供は行動食の定番、レーズン&ナッツミックス
こちらではStudentenfutter=学生のえさ として親しまれている



ここからロープウェイ乗り場までゆっくり風景を眺めながら降りる。

先ゆく人が小さく見える
標高2000mでは7月にツツジが


ロープウェイで降りる前に、乗り場から少し下にある山小屋レストランに寄ってみることにした。



外観とはイメージの違う内装
結婚式なども行われるらしい


さ、まずは地ビールで乾杯!


そしてお昼ごはんもここでいただくことに。

Tiroler Gröstl / Pressknödel Suppe

じゃがいもとベーコンのローストに目玉焼きののったGröstl(日本語表記難しすぎる)と、パンで作られたゼンメルクヌーデルの入ったスープを。


あとはロープウェイに揺られて降りるだけ。


矢印のところまで行った、というと達成感があるものの、実際はほぼロープウェイのおかげ


ロープウェイを降り、バスで村の中心まで。
予報通り雷雲が出始める。急いで坂を登って帰った。
宿に着いてから10分後に雷雨に!絶妙なタイミングだったな…


夕方には美しい虹。
スマホのカメラでは写しきれない神々しさ……


ムスカテラーのボトルを空け、残った食材を使い切り、旅じまいにかかった。
いい山旅だったな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?