真夏日のシュトレン
さて、毎年恒例、夏の終わりの風物詩。
今年もスーパーにシュトレンほかクリスマスのお菓子が並びはじめた。
夏の休暇から大方もどり、新学期が始まる地域も多い。9月の声を聞けば世間はだいたい通常モードになる。
と同時に、気づけばだいぶ日も短くなってきた。
22時近くまで夕暮れの余韻が残っていたのが、もう20時には「きょうはおしまい」という雰囲気になる(それでもまだ日が長い印象だが)。
「太陽信仰」などとこちらの日本人が笑うくらい太陽を浴びることを是とするドイツ。冬に向けて曇りがちな日が増えていくこの時期は、ほんの少しの哀愁とともに明るかった季節を振り返ったりするのだろうか。
そんな気分を「さあ!もう少ししたらクリスマスがありますよ!」と鼓舞するのが夏の終わりのシュトレンなのかもしれない。
思ったよりも売れている様子。手にとって見ている人もいた。
そしてなんと今年はすでにセール品も。並んだそばから割引とはなんとも不思議な気がする。
先週末はこの時期にしては異例の35℃に迫る気温だった。
真夏日のシュトレン、遡って夏のさなかにこれを作った人がいると思うと頭が下がる。
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