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窓際で音が

ここ数日、真夏日が続いて家の中の気温も徐々に上がってきた。
1階はまだ30℃を超えることはないものの、例年になく湿度も高い。

午前中に家の周りの掃除をしたり、歩いて買い出しに行ったりしたせいもあったのか、午後に疲れがやってきた。
暑さのピークの16時ごろ、リビングのソファーにクタッと横になっていると、窓のあたりでパタパタ……パタパタパタ……と音がする。

かなりしっかりした音で気にはなったものの「窓の外になにか来たな」ぐらいにぼんやりしていた。
ところがその音は徐々に大きくなり、バババ、バババ...…と窓枠に叩きつけるように激しさを増す。

さすがにこれは何なのか確認したほうがいいだろう、と起き上がって見に行き、驚いた。

窓の内側に、トンボがいた。
懸命に外へ出ようと羽をバタつかせているのだった。

どこから入ってきたのだろうか。
窓はこのように上部のみが開いていたが、実は虫よけのネットが張ってあり、ここからは入れない(そして出られない)。


おそらく2階の窓から入っていつの間にか下りてきていたのだろう。

そういえば、トンボはすーっと静かに飛ぶイメージがある。抜きつ抜かれつしながら歩いた登下校の田舎道を思い出した。

わが家の虫取りツールとして輝かしい第2の人生を送っているDVDのスピンドルケースで捕獲し、外に逃がす。

Blau Glasemaker と呼ばれる種の雌らしい


きょうの日曜日は一転、気温が下がって20℃に届かない予報だ。しばらくは20℃前後が続くらしい。
毎年違いがあるのは当たり前だが、どうも最近は「バグ」が多いような気がする。
外に帰っていったトンボ、元気でいてほしい。


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