![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/98719065/rectangle_large_type_2_17919b7e6e003d17c247fa215359e287.jpeg?width=800)
あの日の "うりちゃん"
休日の午後、車で15分ほどのところにあるイノシシの保護区に行ってみた。
通常、出産は春で、初夏にかけてかわいい「うりぼう」の姿が見られる。
ところが、一昨年は1月に雪の中で駆け回っている姿があった。(ヘッダー写真はその時のものです)
![](https://assets.st-note.com/img/1677143003702-YE2aYY3J7o.jpg?width=1200)
柵の外から撮影
今年ももしかして…と期待したが、まだ生まれていないようだった。やはりあの年は特異だったらしい。
さて、この日はうりぼうだけでなく大人(?)たちも少なかった。
しばらく柵のまわりをうろうろしていると、急ぎ足でふがふが言いながら歩いているのを見つけた。
![](https://assets.st-note.com/img/1677146158522-hnd5sldntl.jpg?width=1200)
そのイノシシに、真似してふがふが(ブタさんの真似をするように)声をかけてみたら、歩調を緩めて応えてくれた。
「ふがふが、ぐぉぐぉ」
「ぐぉぐぉ、ふがふがふが」
めったにないことだし、と、こちらからやめるのも気が引けて、真面目にやっていたら、鼻の奥が痛くなってしまい、しばらくジワッと涙も止まらなかった。次は気をつけたい。(というか、そもそも邪魔してしまったのはよくない)
![](https://assets.st-note.com/img/1677146571170-2eMo3gfwqH.jpg?width=1200)
もしかしたら、あれはあの雪の日のうりちゃんだったかもしれないな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?