理由と訳と分けると分かる。
今朝の遅刻の理由ですか?
タイツを履いて出るか、いや止めとこかと悩んでおりました。
どうも、三日坊主に突入、りんです。
今日は何の日、そうじの日(ゴ(5)ミ(3)と護(5)美(3)
今日は、午前中のうちに施設周辺のゴミ拾いや草抜き清掃を行いました。
駐車場の脇に生えた草抜きもひととおりを終え、身体もほどよく暖まり、頭もスッキリ。
キレイになった駐車場を見渡し、清々しい気持ちになりました。
ジョブコーチ時代のエピソード
作業中、思い出したことがあります。
以前、ぼくは障がいをお持ちの方の勤務先に赴き、仕事のコーチ(対話し指導・助言+環境調整等)をする仕事(ジョブコーチ)に就いておりました。
最近、公共施設の施設整備の仕事に就くことができた、分野千恵(わけのちえさん 仮名)の支援も担当しておりました。分野さんの勤務先では、その日、分野さんに指示される仕事(作業)内容と大枠の時間を、キーパーソンとされる現場のスタッフさん(以下。キーパーソンさん)が指示書と言う書面に事前に書きおこしてくれていました。
その日の午前中の作業は「ちゅうしゃじょうの ゴミひろい と 草ぬき」で、私の訪問時間の正午には終わっているだろうと思いながら現場にたどり着いたのですが、わけのさんは休憩室にいて、キーパーソンさんが見つめる前で「だって…だって」と泣きべそかきながら呟いていました。「雑草を抜いてねって言ったでしょ」とキーパーソンさんは、声のトーンを極力抑えるようにしながら分野さんに話しかけていました。
ことの成り行きはこうです。
分野さんは指示書どおり、駐車場で然るべき道具と方法でゴミ拾いをし、掃き掃除もしてね。と言われたので同じく然るべき道具と方法で掃き掃除もしました。これまで、何度もしてきたことです。彼女の仕事は丁寧で、かつキビキビと作業をする様子は施設のスタッフさんだけでなく、来客者にも評判で、良く「そうじ、ごくろうさん、ありがとね」と声をかけられており、彼女の自信にもつながっていました。
掃き掃除のあと、彼女は草抜きに取り掛かりました。効率的な、作業工程とすれば先に草抜きをしてから掃き掃除が理想的なのでしょうが、彼女は、草抜き後にもう一度、掃き掃除をするつもりだったようで、それ自体は時間が十分にあったので特に、スタッフさんから指摘されることもありませんでした。
問題は彼女が指示されたコンクリートの割れ目から生えているような植物や周辺の草だけでなく、植え込みにまばらに生えていた開花前の芝桜も丁寧に抜いていたことです。
作業の進捗を見に来てくれたキーパーソンさんの「あらまあ、抜いちゃったのぉ」と、「今日はもう作業、止めていいよ」と言う言葉に只ならぬ事と感じ、不安でいっぱいになった彼女はその場で泣いてしまったそうです。
場所を変えて少し話をしていたところに私が訪問したのでした。
彼女は決して植え込みに植えてあった全てを抜いた訳でもないのです。
「だって、だって、お花咲いてない草、、ごめんなさい」と再び泣きながら話す分野さんに、キーパーソンさんはいつも通り、穏やかな口調で「いいのいいの、分かんないよね、花咲いてないと、雑草かどうかなんて」と分野さんに返していました。
分野「雑草、って何?」
どや。とかじゃなくて。
ボクは「雑草と言う名の草はない」と決め顔で言いたいわけではなくって。
「雑草とは個人の認識と関係性によってそう呼ばれる」と言うボクの見解を学術的に説明し学会に発表したいわけなどあるわけもなくって。
今回の話は
今回は指し示す「草」を他と分けた方が良かった。ってことです。
またこれを分け示すのが、案外難しくて、草の生えていた場所でもなく、ジャンル、カテゴリー、生物学的分類や系統などの属性の話じゃわけわかんなく、容姿で分け示すのも難しい。
ジョブコーチたるボクは如何に彼女にコーチすれば良かったのか?
①この植物は、、抜いて良い、もしくは抜かないで良いと個別で指導していく。
②植え込みは、しなくても良いことにしていただきたいと勤め先との調整し本人に説明をする。
③花の種や苗植えから、水やりなど植え込みの植物の世話も彼女の仕事にさせてもらう。
あなたなら、どれですか?
はい③ですか。
ボクアナタスキ。
そして一緒に彼女の成長と花が咲く時の喜びを分かち合いましょう!
昨日の記に「無分別」について、語ろうかな。と呟きましたが、
それはまた、別の○日坊主で。