葉っぱビジネス

高齢化率52%を超える、徳島県上勝町はリサイクルの町、起業家の集まる町と有名ですが、特に有名なのは葉っぱビジネスではないでしょうか。

山にある葉っぱや花を料亭に出荷して、億を稼ぐビジネスとなっています。多い人では、1人で月100万円を超えるとのことです。
今では、生産管理を高齢者がタブレットやパソコンなどを使って行っており、効率的な運用も行えています。
これにより、高齢者自身が働くことで介護予防や医療費などの削減や生活保護費の削減にもつながっています。

しかし、簡単に葉っぱビジネスが始まったわけではないようです。
新しいことに苦手意識を持ったり、頑固だったりと田舎のネガティブな面に、葉っぱビジネスの立役者である「いろどり　代表取締役の横石知二」も苦労されたそうです。
それでも諦めずに、少しずつ周囲の協力を得られるように、頑固な人のツボを押さえて巻き込んでいくように活動されて現在では億超えビジネスまで成長しています。

私も高齢者の方と接する機会が多くあるため、確かに頑固、意地っ張り、慣例に固執するなあと感じることがあります。しかし、絶対にやってはいけないことは、我々の価値観を押し付けることです。
当たり前ですが、高齢者の方は我々の倍以上生きています。そんな方から見たら我々は子供みたいなものです。
大事なのは、そんな彼らに認めてもらえる言動をとることでしょう。
信頼関係を気づけると、エネルギッシュな高齢者の方はすぐに行動につなげてくれます。

葉っぱというその土地には当たり前のものが、資源となりました。皆さんの町や村にもそのような資源が絶対に眠っているはずです。
一度探してみてはどうでしょうか。

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