見出し画像

介護施設について

介護施設といえばたくさんの種類があって、一般の方は分かりにくいと思います。業界の方でも細かい分類までは把握されていない方も多いと思います。
今回は介護施設について書いていきます。

介護施設は介護保険制度においては「介護老人福祉施設」「介護老人保険施設」「介護療養型医療施設・介護療養院」があります。

介護老人福祉施設とは、特別養護老人ホームのことです。特養と言われたりします。
要介護者の生活支援を行う為の施設です。
基本的には、亡くなるまで入居できる施設になります。食事や入浴などの生活全般の介護を提供してくれます。部屋は個室と大部屋がありますが、最近は個室(ユニット式)が多くなっています。
リハビリは施設によります。

介護老人保険施設とは、老健や老健施設と呼ばれています。リハビリをメインとした施設になります。
入院期間の短縮化に伴い、退院後もう少しリハビリが必要な人が利用することで、自宅復帰をスムーズになることを支援します
退院後などの一定の条件で、入居後3ヶ月間は集中的にリハビリを受けることが出来ます。
3ヶ月から6ヶ月程度で退所することが前提となっていますが、特養のように長期的に入居できる施設もあります。
ここ数年の報酬改定により、退所率を上げなければ、収益が低下するためリハビリを強化し自宅復帰に力を入れている事業所も増えてきました。

介護療養型医療施設と介護療養院とは、病院やクリニックが医学管理が必要な要介護者を、長期療養を目的に提供するサービスです。
介護療養型医療施設は、令和5年度をもって終了になります。
基本的に亡くなるまで利用できることが多いようです。
日常生活の介護に合わせて、医療行為も受けることができます。
現在は介護療養型医療施設こら介護療養院の移行期間であり、多くは介護療養型医療施設で新規参入に関しては介護療養院となります。
違いに関しては、少し長くなるのでどこかで書ければと思っています。

まとめると、特養と介護療養型医療施設・介護療養院は長期または亡くなるまで利用出来る入居施設で、老健施設はリハビリ目的の短期間の入居施設になります。
特養に関しては、介護度の制限などがあったり、人手不足もあり部屋は空いているが稼働していないなどの問題も起きています。
老健施設は、退所率を上げる為に無理やり退所を迫るなどの問題があるようです。 
介護療養病型医療施設と介護療養院に関しては、移行時期が二転三転し一応令和5年度ど決まりましたが今後どうなるかわかりません。
次回は、有料老人ホームなどの民間の高齢者施設について書こうと思っています。

私たちLINKは、まちづくりに興味がある人、ビジネスモデルを考えている人、ボランティアをしたい人、全ての人とLINK(つながり)し地域課題に立ち向かう人を支援します。

地域支援団体LINK、Prevention Project REVIVEに関するお問い合わせは以下のリンクからDMでお受けしています。 

Twitter twitter.com/LINK_ssa
IG   instagram.com/link_social.support
F B  facebook.com/link.tanaha


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?