英文法講座【第0講】
英文法講座 【改訂版】を投稿!
こんにちは! 漣 連(さざなみ れん)です。今まで、たくさんの英文法解説記事を投稿してきましたが、過去記事を振り返ってみると、「もう少し改良できるなぁ」と思える箇所が多々あるように思えたので、今回英文法講座【改訂版】を投稿することにしました!ぜひ、よろしければ皆さんの英語学習に使っていただけると嬉しいです。では、どうぞ!
やはり、品詞から始めないと..
今まで小学生・中高生・社会人・浪人生などいろいろな方に英語を教えてきましたが、やはり、英語学習において最初に取り組むべきは、「品詞の勉強」だと確信しています。ですので、品詞の解説から始めます。
品詞とは?
そもそも、品詞とは何かという話から入りましょう。ズバリ…「英単語の種類」です。「品詞」と聞いたら、「英単語の種類」と変換してください。
<+α>
厳密にいうと、「品詞」とは、「単語が表す意味ごとにグループ分けし、そのそれぞれのグループの名前」のことです。
品詞(=英単語の種類)はいくつあるのか?
品詞の数の話をしますと、実は、ここに書き出すときりが無いのが実情です。一般的な文法書には「基本10品詞」と書いていたり、「重要4品詞」と書いていたりなど..さまざまです。
数ある品詞の中で重要な品詞
これほどたくさんある品詞の中で重要な品詞は次の4つです。
名詞
では、名詞の解説へと移りましょう!
さっそくですが、名詞とは何でしょうか?名詞とは、どのような英単語のことを指すのでしょうか?このあたりからはっきりさせていきましょう。
名詞の定義がわかったところで、名詞の具体例を挙げていきましょう。
辞書で英単語を調べると、英単語の下あたりに【名】と記載してあることがあると思います。その場合、その英単語が名詞であるということを示しています。
数えられるの?数えられないの?
英語の世界では、名詞が表す物や事、生き物などが数えられるか数えられないかで区別します。言い換えると、1つ2つ..のように数えるのか、それとも数えないのかで区別します。
1つ2つ..のように数える物や事、生き物などを表す名詞を可算名詞(数えられる名詞)といいます。そして、1つ2つ..のように数えない物や事、生き物などを表す名詞を不可算名詞(数えられない名詞)といいます。
複数形
可算名詞が表す物や事、生き物が複数(2つ以上)ある場合には、名詞の語尾にs/esをつけて表します。
例)two books(2冊の本)
可算名詞と不可算名詞の区別ってどうするの?
私の考え方では、「辞書をで調べて区別する」が最善の区別の仕方だと思います。辞書で名詞を引くと【C】や【U】と表記してあると思います。名詞を辞書で調べて、【C】と書いてあれば、その名詞は可算名詞です。【U】と書いてあれば、その名詞は不可算名詞です。いちいち調べるのは面倒かもしれませんが、私はこの方法を推奨しています。
<私がこの方法を推奨する理由>
皆さん、「キャベツ」って1つ2つと数えますよね。では、辞書で「cabbage(キャベツ)」を調べてみてください。cabbageは一般的には、不可算名詞扱いです。このように日本語での認識と英語での認識が異なることがあります。だから調べてほしいのです。
もう一つ例を出しておきましょう。chickenを辞書で調べると、2つの意味が出てきます。1つは「にわとり」、もう一つは「鶏肉」です。chickenが「にわとり」を表す場合、chickenは可算名詞として扱います。しかし、「鶏肉」を表す場合は、chickenを不可算名詞として扱います。chickenの例のように1つの名詞が複数の意味を表す場合、その意味ごとに可算名詞として扱うのか、不可算名詞として扱うのかが変わることがあります。だから調べてほしいのです。
今回の解説はこの辺で終わっておきましょう!次回は、動詞の解説の記事を投稿します。お楽しみに!
<ここから先の内容は語学(英語学習)全体に関する話をしています。ご興味のある方は是非、お読みいただけたらと思います。>
語学(英語学習)の真の面白さは「自分の視野が広がること」だと私は考えています。さきほど述べたように、日本語では「キャベツ」は数えるものと認識しますが、英語では「cabbage」は数えないものと認識します。「キャベツ/cabbage」を数えないものとする考え方は英語を学習しないと知りえないことです。これこそが真の面白さなのではないでしょうか?私自身も英語学習者ですが、このような認識の違いへの驚きの連続です。「自言語(母語)との認識の違いを知ることこそが、語学の面白さなのだ。」と私は日々思っています。