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就職活動で得た、歪んだプライド

どうも、龍です。

今回は、就職活動を通して学んだ価値観の違いについて書かせていただきます。


価値観を決めるのは無茶


価値観を決めてから就職活動をしろ。とよく言いますが、大学の4年間でしかも就職活動をする1年間で具体的な価値観を決められるのでしょうか?給与が高ければそれでいいのか?

僕は、今の状況が生き急いでいるのではないか?と思い書いていきます。

こう思えたきっかけというのが、就職活動中期~内定獲得した後のことだと思います。
僕は元々、先天性の身体障害を負っています。そして家庭は母子家庭で育ちました。
そんなこんなで昨年の22歳の頃に就職活動が始まりました。
就職するにあたって、よく言われるのが「自分の価値観を決めてから始めると良い」とあったので、まずは価値観について考えました。
大半の人は将来社会貢献をするという行き当たりばったりな、言ってしまうとつまらない価値観だと思います(笑)
でも僕は最初に思いついたのが「母親が仕事をしなくても養っていきたい」です。(どっちがつまらないか分かりませんが(笑))


…しかし、残酷にも月日が流れ12月に…
僕は挫折を何度もし、なんとか大企業の特例子会社に内定をもらいました。
面談があり、労働契約を結ぶのですがもちろん大企業なので、福利厚生は良かったです。給与を除いて…
給与が驚きの12万だったのです。手取にすると10万!!到底親を養ってはいけれない。

所謂内定ブルーに陥ったのです。
内定は今保持している状況だけれども、もうこんな時期…2月にはもう就活する気力も残ってないし、入ったとしても転職できるかどうか不安でした。
内定が決まった後でも、葛藤する日々です。
養いたいとは言ったけれど、僕は給料より福利厚生を見て活動していました。しかし親と何度も就職先について話し合いました。
給料が良い会社に入ってもらいたい気持ちが母親にあって当然です。
障がい者雇用のサイトに登録をしたけど、待ち構えているのがヤ〇ーや日〇銀行等といった大大企業ばかり、エントリーはしてみた。けれど自分のちっさい脳みそではwebテストも通りません。

そんなこんなでエントリーし続けて7か月。ようやく内定は出ましたが。特例子会社というのが気にかかります。まるで僕のプライドが崩れ落ちたような。あんなに嫌いだった特例子会社に入社するとは思ってもみませんでした。

自分は俗にいう”意識高い系”ではなかったのですが、就職活動が近づくにつれて、自分の能力以上のプライドが高くなっていきました。もちろん根幹には、母子家庭で金銭的余裕がないだろう。早く楽にさせてあげたいという気持ちがあったからだと思います。
今考えれば、そういった自分では思ってもみないよく分からないものに雁字搦めにされていました。

まるで、僕は中学の頃に読んだ山月記の李徴のプライドの高さに似ているようです。


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