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「鬼滅の刃」が再び1位に返り咲き!Z世代のトレンドランキング最新版(2021年12月期)

LINEリサーチでは、四半期毎に全国の15~24歳の男女に対して、最近の流行について自由記述形式で調査しています。今回は2021年下半期(9月、12月)の調査結果と最新の12月期の詳細、行ってみたい話題の名所・スポットについてご紹介します。

1.2021年下半期はマンガ・アニメが強い!最新調査は「鬼滅の刃」が再び1位に

2021年9月期と12月期を含めた下期の結果をみてみると、9月期1位は「東京リベンジャーズ」、12月期は「鬼滅の刃」は1位に返り咲きました。また、「呪術廻戦」は9月期も12月期もランクインしており、アニメやマンガのタイトルが下期の若年層トレンドとしては高い注目を集めました。

最新の12月期の結果をみていくと、1位は「鬼滅の刃」となり、2020年12月期の調査以来、1年ぶりに首位となりました。12月に新シリーズの『鬼滅の刃遊郭編』がスタートしたばかりで、話題となったようです。
また、2位に「なにわ男子」が前回33位から急上昇。2018年の結成から3年。2021年の11月にデビューし、デビュー曲の『初心LOVE(うぶらぶ)』もミリオン突破の勢いとなっており、若年層にとって、今注目のグループと言えそうです。
また、5位、6位に「ポケットモンスター/ポケモン」と「ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド/シャイニングパール」がランクイン。「ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド/シャイニングパール」は、ダイパリメイクやBDSPとも呼ばれ、ポケモンシリーズの最新作となっています。2022年1月28日に発売される「Pokémon LEGENDS アルセウス」も話題になりそうです。
「BTS」や「ウマ娘 プリティーダービー」などは、ここ最近の流行調査では常に10位以内に入っており、安定した人気がうかがえます。

2.「イカゲーム」や「平成フラミンゴ」など、急上昇ランクイン

最新結果の11位以降は、前回10位以内に入っていた「Apex Legends」や「YouTube」、「新型コロナウイルス感染症」などが並びます。
14位には、Netflix発の韓国ドラマとして世界中で大人気の「イカゲーム」が急上昇でランクインしました。また、20位に入った「平成フラミンゴ」は女性2人組のYouTuber。あるあるネタやノリの良いトークなど幼馴染の二人が繰り出す仲の良い動画が人気の秘訣かもしれません。
20位には11月に新曲『Chopstick』をリリースした「NiziU」が入っています。

【2022.04.07追記】 記事公開時時点において、14位の「イカゲーム」、26位の「オミクロン株」のランキンググラフへの記載漏れがありました。グラフデータを更新し、再掲・追記いたしました。

3.男性は「ポケモン」、女性は「なにわ男子」が急上昇で上位に

男女別をみてみると、「鬼滅の刃」は男女共通して上位となっており、男性は23~24歳の割合がもっとも高い結果となっています。女性は19~22歳、23~24歳で2位となりました。

男性では全体ランキングでも上位に入っていた「ポケットモンスター/ポケモン」や「ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド/シャイニングパール」が、どの年齢層でも上位となっており、流行している様子がみられます。また、「ウマ娘プリティーダービー」や「Apex Legends」などのゲームタイトルも引き続き10位以内にランクインしており、男性のトレンドの傾向としてゲームタイトルは欠かせない項目と言えそうです。

女性は、すべての年齢層で「なにわ男子」が1位。ライフスタイルの異なる高校生、大学生から社会人にあたる幅広い年齢層で高い注目を集めたことがわかります。女性15~18歳、19~22歳の年齢層では「コムドット」がランクイン。15~18歳では10位に「平成フラミンゴ」が入っており、YouTuberの活躍も話題になっている様子がみられます。
女性では「なにわ男子」はもちろんのこと、「BTS」「Snow Man」「NiziU」などのミュージシャン、グループなども10位以内に入っており、音楽グループへの注目度も高いようです。

【2022.04.07追記】 記事公開時時点において、一部データの掲載漏れがありました。グラフデータを更新し、再掲・追記いたしました。

4.行ってみたい最新のスポットは、USJ「スーパー・ニンテンドー・ワールド™」、「ジブリパーク」と続く

今回調査では、2019年末以降にオープンした新しいスポット、2022年にオープン予定の最新スポットの中で、これからどこに行ってみたいかを聞いてみました。
全体ランキングの1~5位までは、すべてテーマパーク関連の施設となりました。 1位は昨年3月にオープンしたUSJ「スーパー・ニンテンドー・ワールド™」で約5割となりました。次いで、今年の秋にオープン予定の「ジブリパーク」が入りました。

男女別でみても、「スーパー・ニンテンドー・ワールド™」は、男女ともに1位となっており、高い注目がうかがえます。

男性は、2位以降は僅差となっていますが、2位にも同じくUSJのアトラクション「モンスターハンターワールド:アイスボーンXR WALK」がランクインしています。2022年3月のフルオープンに先駆けて1月21日に先行オープンするとのことで、ますます話題になりそうです。割合としては男女同じくらいで共に注目は高いスポットのようです。

女性では「スーパー・ニンテンドー・ワールド™」と「ジブリパーク」が5割強で1位、2位は僅差となりました。男性に比べて、女性の「ジブリパーク」への期待度の高さがうかがえます。 「東京ディズニーリゾート・トイ・ストーリーホテル」は男女ともに3位となっていますが、特に女性は5割弱と高く、5位の「ディズニーフラッグシップ東京」とともにディズニー関連スポットも人気が高い様子です。

なお、男性に比べると女性のほうが、「特にない/わからない」の割合が低く、新名所や最旬スポットへの注目がより高いのかもしれませんね。

下半期は、アニメ・マンガの様々なタイトルがトレンドとなりました。 12月期も鬼滅の刃が1位に返り咲き、ますます盛り上がりそうですね。数か月で変化する若者の流行、3か月後の次回調査の結果もお楽しみに。

前回2021年9月の結果はこちら

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Z世代のトレンドを参考に、皆様のマーケティングに少しでもお役立ていただければと思います。

【お詫び】
12月期の流行調査において、一部ランキングデータの誤りがありました。
データを訂正し更新したレポートを再度ご希望の方はお手数ですが、以下フォームより再度ご依頼ください。

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【結果レポートに含まれる内容】
①上位300位までの性別×年代別のランキング表
タレントの個人名・ゲーム・アニメタイトルが多数言及されています。

②上記300位までのエリア別のランキング表
貴社注力エリアで何が流行しているのかご参考になさってください。

<エリアの内訳>
1)北海道・東北地方
2)関東地方
3)中部地方
4)近畿地方
5)中国・四国地方
6)九州・沖縄地方

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【調査について】
2021年12月度調査
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~24歳の男女
実施時期:2021年12月7日~12月9日
有効回収数:4721サンプル
※回収比率は、[男性]15-18歳:19-22歳:23-24歳:[女性]15-18歳:19-22歳:23-24歳が2:2:1:2:2:1
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2021年9月度調査
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~24歳の男女
実施時期:2021年9月1日~9月3日
有効回収数:4730サンプル
※回収比率は、[男性]15-18歳:19-22歳:23-24歳:[女性]15-18歳:19-22歳:23-24歳が2:2:1:2:2:1

1.2.3. 流行ランキング
・「最近流行っているコト・モノ・ヒト」について自由記述形式で聴取
・回答をコーディングしてランキング化。
※特になし/不明に該当する回答のみの対象は、分析対象から除外。

4.これから行ってみたいスポット・2019年末以降に完成したもの、来年完成予定のものをピックアップして選択肢を作成・選択肢形式で聴取

【調査データの引用・転載について】
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