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ファッションに関する情報源は、年代で大きな違いがみられる

今回は10~60代の男女を対象に、ファッションアイテムをどのくらいの頻度で購入しているのかを調査しました。また、ファッションの参考にしている情報源についても聞いてみました。


1. ファッションアイテムを買う頻度は?全体で「月に1回以上」が3割超

洋服に限らず、靴、帽子、アクセサリーなども含め、ふだん、どのくらいの頻度でファッションアイテムを買っているか聞きました。買ってもらう場合も含めて回答してもらいました。

全体では、「月に1回以上」が最も高く3割超次に「2~3か月に1回」で2割台後半となっています。
ファッションアイテムを【2~3か月に1回以上※1】買っている人の割合は、全体で6割超ということがわかりました。春夏秋冬など季節の変わり目に購入しているといえそうです。
また、全体で8割超の人は【半年に1回以上※2】ファッションアイテムを買っていることもわかりました。
※1.「月に1回以上」「2~3か月に1回」の合計
※2.「月に1回以上」「2~3か月に1回」「4~5か月に1回」「半年に1回」の合計

男女別にみると、「月に1回以上」の割合は、圧倒的に女性のほうが高くなっています。「2~3か月に1回」も女性のほうが高い割合で、【2~3か月に1回以上】買っている人の割合は、男性が5割超、女性が7割超となっています。

男性は「月に1回以上」と「2~3か月に1回」の割合が26%で同率です。また、男性の40代以降では、【半年に1回以下※3】の割合が3割台後半~4割になっていました。
「買わない(買ってもらわない)」の割合が最も高いのは、10代男性で2割でした。
※3.「半年に1回」「それよりも少ない」の合計

年代別では、10~20代で「月に1回以上」の割合がほかの年代と比べて高めの4割超でした。特に10~20代の女性で、5割超の高い割合となっていました。
30代以降では、「月に1回以上」と「2~3か月に1回」の割合に大きな差がなく、それぞれ3割前後。また、30~60代の女性で「2~3か月に1回」の割合が3割台となっており、30代の女性では他の年代よりも高めの37%でした。

2. 10~20代はInstagramなどのSNSが中心、40代以降は店舗を情報源にする傾向がみられる

ファッションアイテムを買う人に(買ってもらう場合も含め)、ファッションに関する情報源として参考にしているものを聞きました。

全体1位は、「店のディスプレイ・店員の話やファッション」で3割弱2位以降は、「Instagram」「通販サイト・アプリ」「街で見かける人のファッション」が2割台後半~2割弱で続きました。
一方で、「参考にしているものはない」という人も2割弱いました。

参考にしている情報源は、年代によって大きな違いがみられます。

10~30代の1位は「Instagram」年代が若いほど割合が高い傾向で、10~20代では5割前後です。特に10~20代の女性で高く、6割台後半となっていました。
10代では、「Instagram」「TikTok」「YouTube」といったSNSや動画配信サービスがTOP3を占めており、「X(旧Twitter)」も7位にランクイン。10代の女性では特に「TikTok」が4割超の高い割合でした。2023年9月に実施した調査「興味をひかれる商品にどこで出会うのか」の結果でも、若年層の上位はSNSが占めていました。

また、10~20代では、「まわりの人(友だちや家族など)のファッション」や「まわりの人(友だちや家族など)からの話・口コミ」も、ほかの年代と比べて高い割合でした。身近な人のファッションや意見も参考にしているようです。

40~60代では、「店のディスプレイ・店員の話やファッション」が1位でいずれも3割超
「チラシ(電子版含む)」「カタログ(電子版含む)」は年代が上がるほど割合も高くなる傾向にありました。そのほかにも、「テレビ」は60代の女性で2割とやや高めでした。

男女別にみると、全体的に男性よりも女性のほうが、各項目の割合が高い傾向がみられました。
特に女性のほうが高い割合となったのは、「Instagram」「通販サイト・アプリ」「店のディスプレイ・店員の話やファッション」「ファッションサイト・アプリ」10~30代の女性では「ファッションサイト・アプリ」が2割超と、ほかの年代に比べて高めでした。

男性のほうが高い割合となったのは「参考にしているものはない」で、特に40~60代の男性で3割前後と高めでした。


衣替えという言葉も昔からありますが、季節の変わり目をきっかけにファッションアイテムを購入する人も多いようです。SNSでは多くのインフルエンサーやブランドが最新のトレンドやスタイルをリアルタイムで発信しており、SNSから直接購入できるものもあります。流行をキャッチしやすい点が、情報源として若い世代から支持されている理由かもしれませんね。

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※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

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