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【建築巡り】 BABY The Coffee Brew Club

こんにちは!
今回は日常の中で発見した店舗のデザインやディティールを図面化し、考察を交えながら紹介していきたいと思います。

今回紹介するのは今年5月にオープンしたばかりの原宿の商業施設『ハラカド』の3階にある『BABY The Coffee Brew Club』です。

BABY The Coffee Brew Club

様々なカルチャーやアイデアが集まる原宿に新しくオープンしたハラカド3階のコーヒーを飲みながら交流を楽しむことができる会員制ラウンジ。”おいしい珈琲と人が集まる場所に、新しいアイデアが生まれる” をコンセプトとしており、店内にはラウンジやシアター、ギャラリーが設けられているため様々な用途で利用が可能。

今回、この店舗を選んだ理由としては、世の中の流行を多く取り入れたハラカドの数ある店舗の中でもコンセプトが分かりやすいデザインで、照明の配置や什器などの細かい部分にも美しさを感じられるデザインだったということです。

空間のデザインの特徴としては鉄パイプとネオンを空間全体に張り巡らすことで、モダンで洗練された雰囲気を演出し、ラウンジやシアター、ギャラリーといった異なるスペースに一体感を与えていることや、用途に応じて什器やパーテーションを移動することができ、幅広い空間の使い方をすることができるといったことが挙げられます。

お店に訪れた5月2日はイベントが開催されており、空間全体の写真を撮ることができなかったものの、店内の什器やカウンターなどのディティールから様々な工夫を知ることができました。

中でも目を引くデザインだったのがこちら。

壁面に造られた棚什器です。
この洗練されたデザインとネオンライトによる演出がとても美しかったです。

今回はこの棚什器の寸法を測り、図面化してみようと思います。

図面化にあたり、まずは写真の撮影を行いました。

組み上げられた鉄パイプにアルミの天板が乗せられており、とても美しいデザインになっています。

そしてこの棚什器の寸法は、全体をiPhoneの測量アプリ、細部をメジャーで測りました。自分が訪れた時間帯は午前だったので、店内は人が多すぎず、周りから変な目で見られることはありませんでした。

寸法を測った後、図面を描いてみました。

BABY The Coffee Brew Club 棚什器図面
BABY The Coffee Brew Club 棚什器図面
BABY The Coffee Brew Club 棚什器図面

図面化することによってより理解を深めることができたことは
・パイプの固定方法や組み立て方
・天板に用いられている素材と構造
・細部のディティールとクリアランスの取り方
・棚什器の設計における高さや間隔などの基本的なルール
・鋼材の規格
といったことがあり、学ぶことがとても多かったです。

いかがでしたでしょうか。
今回は日常の中にあるデザインを図面化し、細部の造りや素材について考察を行いました。これからも様々なデザインの考察を投稿していきますので、是非いいね・コメントよろしくお願いします!


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