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データ領域からプロダクトを牽引する。LINE NEWSの未来を握る「数値分析チーム」とは

こんにちは。LINE NEWS企画チームです。LINE NEWS編集部、LINE校閲チームに続いて、企画チームも、LINE NEWSのプロダクト企画に携わるメンバーやプロダクトにかける思いについて、発信しています。

今回は、LINE NEWS/LINE Searchの「数値分析チーム」にスポットを当てていきます。LINE NEWS/LINE Searchにおける日々のユーザー数を始め、アカウントメディアに参画している各媒体社の公式アカウントのPV、新しいプロジェクトの数値的な動向など、刻々と流れ込む膨大な数値的データを一手に引き受けるのがこのチーム。

どんな業務をこなし、どんなアウトプットを出しているのか、ユーザーの立場からは普段見えないのですが、LINE NEWS/LINE Searchを支え、前に進めるための大切な基盤の一つなのです。この「数値分析チーム」で活躍する、於保希実さん、内田真帆さん、濱田紘成さんに、詳しくお話を聞きました。

於保希実(おほ・のぞみ)
2018年入社。データラボ(当時)に在籍しデータプランナーとしてLINE LIVEを担当したのち、LINE NEWSへ。現在は企画と数値分析のどちらも担う。前職ではIT企業の戦略企画部門でデータを活用したバックエンドの企画を経験。

内田真帆(うちだ・まほ)
2022年入社。前職ではSES(System Engineering Service)系企業に勤め、データサイエンティストやデータエンジニアなど、様々な案件とロールを担当。LINE入社後は、データアナリストとして分析業務を担当するだけでなく、アナリティクスエンジニアとしてLINE NEWSが抱える膨大なデータの整備も行う。

濱田紘成(はまだ・こうせい)
2022年入社。受託型データ分析を行う会社を経験した後、データアナリストとしてLINEへ転職。LINEに入社後は、LINE NEWSの数値分析チームの一員として主に分析業務を進める。

データを活かし切り、組織とサービスを導く

― まずは、チームの使命について聞かせてください。みなさんはLINE NEWSの「数値分析チーム」として、どのようなミッションを掲げているのでしょうか。

於保:「数値分析チーム」という名前の通り、組織内でのデータの利活用をより円滑にする、というのが大きな使命かなと思っています。それをブレイクダウンしていくと、「データ分析により組織の意思決定をサポートする」、「正確な効果測定を出して施策を前に動かす」、「ダッシュボードなどで綺麗なデータを安定的に提供する環境づくりをする」、「分析のための正確なデータの設計、品質管理」などが挙げられますね。

濱田:於保さんが挙げてくれたミッションの中でも、個人的には「組織の意思決定をサポートする」が重要なポイントなのかなと理解しています。「LINE NEWSの数値分析チームは、データ全般を見ているチームでありつつ、組織や施策の意思決定を導くような示唆を出すチームだ」というところが、入社した際に伺った上長の話の中で一番印象的でした。

於保:そうですね。さらにその「示唆を出す」ためにも、「データでこういうことができますよ」と寄り添い、技術職と企画職の距離を縮めるというのも、私たちの大切な役割だと思っています。

― そのミッションの元に、みなさんは普段それぞれ、LINE NEWSでどんな業務をされているのですか?

内田:私はデータ基盤の整備と分析業務を半分半分で担当しています。データを取得するためのログ設計もしているのですが、取得したデータを分析用として使えるように品質を担保したり、より速く効率的にデータ集計を行ったりできるようにデータのインフラ整備のようなことを行っています。加えて、「Tableau(タブロー)」のダッシュボードの作成や整備も担当して、データの利活用を推進しています。分析業務でいうと、UUやPVなど、LINE NEWSにおける基本的な数値とKPIの動きを追いつつ、「ちょっとこのデータが見たい」という単発的な依頼にも対応して、施策の方向性を決めるサポートもしています。

濱田:私の場合は、データ分析を踏まえた示唆出し、に特化した業務です。今、動いている具体的な業務でいうと、ニュースタブの大きなリニューアル企画がどういう状態で進んでいるのかというのを分析しながら、その現状やマイナスの影響が出ていそうな点、改善できそうな点を伝えています。企画の方向性に寄り添いながら、そのリリース前後におけるサポートをする、というのが私の役割ですね。

於保:私はまた二人とはちょっと毛色が違いまして、数値の分析者が行う業務からあぶれてしまうような、狭間の業務を汲み取ることが自分の職種だなと思いつつ、ぴったり当てはまる職種名がない…(笑)。所属は数値分析チームではありますが、一番近いのはプロジェクトマネージャーなのかもしれません。例えば、企画者が「何かデータに関連がありそうだから、相談したい」という段階で私が間に入り、ソリューションとしてデータ整備なのか、分析なのかを嗅ぎ分けたり、このデータを扱うのに個人情報の取り扱い的には問題がないのかなど、データマネジメントチームとやりとりをしたり。分析者が担当する以外のデータ業務を汲み取るのが私の役割です。

アナリストの腕が鳴る!? 膨大なデータ×無数の評価軸

― LINE NEWSが日々生み出す膨大なデータを一手に担っているということで、非常に大変な業務なのではないかと思いますが…。

内田:そうですね、量も膨大ですし、データの種類も多くあります。それが大変ではあるんですが、やりがいを感じる部分でもあるんです。データの種類も量も多い分、分析のしがいがあるというか(笑)。分析をするにしても、ユーザーの属性だけでなく、媒体別だったり、記事のカテゴリー別だったりと、分析する軸も様々。データを見ているだけでも面白いですよ。LINE NEWSは男女問わず本当に幅広い年代の方々が使ってくださっているので、これほどユーザー層の広いサービスでデータ分析の仕事ができるというのは、やっぱりLINE NEWSならではの面白さだと感じています。

濱田:サービスが幅広く使われているからこその利点は結構ありますよね。例えば、家族や友だちに「この機能、どんな風に使っている?」と気軽に意見を聞けますし、使っていなかったら、それはそれで新しい視点を得られます。分析に繋がるヒントが身近にたくさん転がっているのは面白いところかなと思いますね。

於保:大変でもあり、面白さでもある点でいうと、私たちはLINE NEWSが抱えるあらゆる企画を全て見ているので、物の見方を細かく切り替えていく必要があるところかなと思います。ユーザーの動きだけでなく媒体社さんの数値も見るので、LINE NEWSはB to BとB to C、どちらでもあるんですよね。または、記事というコンテンツの観点から見るのか、UIの観点から見るのかでも違ってきますし、その視点の数もたくさんあります。求められる結果を得るためにどこから数値を見るのか、都度その視点を切り替えなければいけないのは大変ですけど、これも“ならでは”の面白いポイントだと思っています。

於保:あとは、企画をリリースするスピードや周期が速く、日々状況が変わっていくことにキャッチアップする楽しさもありますね。これも大変さと表裏一体な気がしますが(笑)、飽きるようなことはあんまりないかなと思います。

データ領域から事業に寄与する存在を目指して

― 「数値分析チーム」として、自身が今後どんな活躍をしていきたいか、また、どんなチームに育っていきたいか、思い描いていることはありますか?

内田:そうですね、やっぱりデータアナリストとして、データを正しく集計、分析を行って、その分析を通してもっと事業が成功するようなサポートをしていきたいです。分析についても、「とりあえずデータがあるから、そのデータを使って分析しよう」とかではなくて、ちゃんと定義を把握した正しい集計を行うところから徹底した分析を心がけていきたいですね。

濱田:私はあえて、LINE NEWSの強い推進力にブレーキをかける役割でありたいなと考えています。自分なりの批判的な視点を持ち続けて、組織なり、企画なりを、一歩引いたところから正しい方向に持っていけるようになりたいなと。

於保:二人が言ってくれたように、数値分析を通した事業、施策のサポートはもちろんやり切るチームでありたいと思っています。そこに加えて、データを扱っているがゆえの知識や創造性を活かして、事業のいろんな意思決定に寄与していくチームになっていきたいですね。全企画のデータを俯瞰して見ることができる、つまりはいち早く事業状況を掴める位置にいるわけなので、事業全体のグロースに私たちの視点は欠かせません。また、データはあくまでも領域、分析はあくまでも手法です。LINE NEWSの「数値分析チーム」は、分析することだけにとどまらず、データという領域でどういうことができるのかを企画者に伝えて、技術的な領域とビジネスサイドの壁をなくす存在になっていけたらと思います。

photo / Keiko Ichihara

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