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【書店向け】新刊入荷の案内をLINEで発信できます!

こんにちは。
LINEのサービスを使って出版市場を盛り上げるサークルLINE BOOKUOKAです。

書店へのお問い合わせで多いのは本の在庫確認。なかでも新刊の入荷状況に関するお問い合わせは、店頭で頻繁にお受けするかと思います。

「このコミックス入荷してますか?」
「(せっかく来たのに)今日発売日じゃないんですか?」
「呪術廻戦の最新刊はいつ入荷したんですか??(売り切れ)」


・・・といった形で、とくに入荷日が首都圏から数日遅れる地域ではさらに多いですよね。

そこで今回は、LINE公式アカウントを使って新刊の入荷情報を発信してみては!というご紹介記事です!

LINE公式アカウントから発信することで、
・LINEで友だち登録しているお客様に新刊情報が届く
・新刊の在庫確認の問い合わせを減らせる
・発売後の来店を促せる
といった効果が期待できます。

さっそく、LINE公式アカウントを使って新刊入荷案内をしている書店様の事例紹介と、タイムライン投稿のやり方についてご説明いたします。

■タイムラインでの新刊入荷案内

▽事例紹介
今井書店さんでは新刊コミックスの入荷情報を毎日タイムラインへ投稿しています。お客様へのご来店を促せるほか、お客様も知らなかった本の刊行情報を届けることができるため、新刊の入荷を見逃すことがありません。

うちだ書店とぴあ店さんでは、大きめのタイトルが入荷した際に、画像付きで入荷のご案内をしています。
お問い合わせが多く来るであろう商品をピンポイントで案内することで、来店のきっかけとなることはもちろん、店頭での対応量を減らす効果も期待できます。

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■タイムラインを使うメリット

ご紹介した2書店はどちらも、新刊入荷案内に「タイムライン投稿」を活用しています。タイムライン投稿には3つのメリットがあります。

①料金がかからない
②友だち間でシェアできる
③トーク画面と紐づけることが可能


以上のメリットがあるタイムライン投稿は、新刊の入荷案内に非常におすすめです。これら3点について、ひとつずつご説明していきます。

まず1点目のメリットは、投稿に料金がかからないこと。
配信メッセージは無料で送れる配信数が決まっており、上限以降は配信不可もしくは従量課金制となります。(*1)
一方でタイムライン投稿はいっさい料金がかかりません。

日々大量に発売される本を全てメッセージで配信すると、すぐに配信枠の上限に達してしまいます。新刊の情報はタイムラインで、それ以外の確実にお客様に伝えたい情報(フェア情報や、営業時間の変更など)は配信メッセージで、といった使い分けが、LINE公式アカウントを運用していく上で重要となっていきます。

2点目は、タイムライン投稿はシェアができるということ。
お客様は投稿に「いいね」をつけることで、友だち間で共有することができます。中高生が近所の書店の新刊情報をLINEでシェアしあう、ということもありそうです。

そして3点目は、タイムライン投稿をトーク画面と紐づけができること。
リッチメニューに「新刊情報」のボタンを設置して、普段見ているトーク画面からタイムラインに繋げることが可能です。これについては次の項目でもう少し詳しく紹介します。

*1:LINE公式アカウント料金プラン
https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/plan/

■リッチメニューから最新情報をチェック

▽リッチメニューとは
トーク画面の最下部に固定して表示できる便利なメニューのことです。
店舗公式サイトへの遷移や、固定のキーワードをトーク上に送信するなど、特定の機能を作動させることができます。

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▽事例紹介
BOOKSあんとくさんではリッチメニューからタイムライン投稿へ移動できるようになっています。
この機能を活用することで、お客様は書店公式サイトを検索しなくても、トーク画面からいつでも最新の情報を確認できます。

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上記の事例を参考に、リッチメニューから新刊入荷案内に移動できれば、お客様はトーク画面からいつでも最新の入荷情報を確認できるため利便性が向上します。書店アカウントは利用していただく機会が増えるほど、アカウント自体の活用の幅が広がっていくため、ぜひ設定しましょう!

■新刊入荷案内の投稿・設定方法

前項でご紹介した、タイムライン投稿とリッチメニューの2つの事例を参考に、新刊入荷案内の設定方法をご紹介していきます。下記画像が完成例です。
こちらのLinkから、デモアカウントを友だち追加して、実際の動きを確認できます。

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▽タイムライン投稿
まずはタイムラインに新刊入荷案内を投稿します。

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「①タイムライン」タブの「②投稿を作成」から作成画面を開きます。
投稿する日時を決めて、テキストボックスに新刊情報を入力するだけで、簡単に投稿できます。
朝の入荷を確認してから投稿しても良いですし、前日のうちから日時指定で予約して投稿するのも良いかと思います。店舗の運営スタイルに合った方法で投稿しましょう。

▽タイムライン設定
投稿へのユーザーからのコメントやいいねに対して、受付可否や承認方法が選択できます。
例えばコメントの自動承認をオフにすることで、表示できるコメントを選択できるようになり、コメント欄の荒らしなどを未然に防ぐことが可能です。
一方で「いいね」はシェアとしても利用でき、友だちが増えるきっかけにもなるため、オフにしておくのはもったいないです。
機能ごとの特徴を活かせるよう、必要に応じてご設定ください。

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その他、タイムライン投稿について詳しく知りたい場合は下記サイトをご覧ください。

タイムラインの投稿を作成するマニュアル | LINE公式アカウント
https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/timeline/

▽リッチメニュー設定
続いてリッチメニューから投稿に遷移できるよう設定します。
※リッチメニューの詳細な設定方法は、LINE公式アカウント開設マニュアルに掲載しておりますので、本記事では割愛させていただきます。

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リッチメニューに「新刊情報」のボタンを設置し、リンク欄にタイムライン投稿のURLを設定します。投稿ごとに専用のURLが設定されており、投稿リストページの下部に記載があるので、これをそのままコピペします。
アクションラベルには、新刊情報ページへ移動する旨を設定しましょう。

以上でリッチメニューの設定が完了しました。
トーク画面から「新刊情報」ボタンを押すと、設定したタイムライン投稿へ遷移します。

■運用方法

新刊入荷のタイムライン投稿を運用するにあたって、下記の2つアクションを毎朝のルーティンに組み込みましょう。
・毎日新刊情報をタイムラインに投稿すること
・リッチメニューに設定しているタイムラインURLを更新すること

またタイムライン投稿をTwitterなどのSNSにシェアするのも効果的です。
Twitterは1ツイート最大140字までですが、タイムラインは10000文字まで入力できるため一つの投稿で新刊情報をご案内できます。
また、SNSでタイムライン投稿のURLを発信することで、店舗LINE公式アカウントの認知度アップや、友だちを増やすきっかけ作りに繋がります。

※タイムライン投稿をSNSでシェアする際は、投稿の下部にあるシェアボタンからリンクをコピーしてください。

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■まとめ

今回はLINE公式アカウントのタイムラインを使った新刊入荷の案内についてご紹介しました。
設定方法では例としてコミックスの新刊入荷を挙げましたが、雑誌や話題書など様々な商品の入荷に応用できるため、店舗ごとの発信したい情報・発信したい頻度に合わせてカスタマイズしてみてください。

その他にも、お客様との1:1のトークルームで、事前に入荷状況などのお問い合わせを受け付けるのも手です。トークお問い合わせの詳細はコチラ。ぜひやりやすい方法でLINE公式アカウントをご活用ください。

書店員の皆さまの負担が少しでも軽減できるよう、またお客様には気持ちよく書店をご利用いただけるよう、お役に立てれば幸いです。


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■関連記事と研究会とのご紹介

◆書店向けLINE公式アカウント開設・運用マニュアル
LINE公式アカウントの開設や運用方法についてまとめております。リッチメニューや手動チャットの設定方法など……内容盛りだくさんですので、ぜひご参考にされてください!

◆書店LINE公式アカウント一覧
全国の書店LINE公式アカウントをまとめてみました。
書店ごとに運用方法も様々なので、見てみるだけでも新たな発見があるかもしれません…!

◆書店LINE公式アカウント研究会
また「書店LINE公式アカウント研究会」というLINEオープンチャットもあります。全国のアカウントご担当者様が、不明点を質問したり、運用方法をシェアし合ったりしています。
「書店」と「LINE公式アカウント」にご興味のある方はどなたでもご参加いただけますので、下記のQRコードまたはLinkからお気軽に覗いてみてください。

「書店LINE公式アカウント研究会」参加URL: 
https://line.me/ti/g2/eMZ8p1u90QeSaH95xLWqAw

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