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おひさまは天然の核融合炉 ~当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 核エネルギーの利用に関して、考える前に一度基本的なことを整理して置きたいと思います。

 地球は、大自然である宇宙の一つで、天然エネルギーの塊である太陽を上手に利用しています。その太陽をお手本にして発電しようしているのが、原子力発電です。

 核エネルギー取り出しには、主に2つのケースがあります。

核融合 
 原子核が融合したときのエネルギーが出る 
 例   恒星 (例太陽)
 利用例 (核融合炉発電は、開発中)
     太陽光発電、風力発電、火力発電、水力発電
     バイオマス利用全般、農業、林業、
     畜産業、水産業など
     水素爆弾(核分裂も併用)
核分裂 
 原子核が分裂したときのエネルギーが出る 
 例   ウラン235
 利用例 軽水炉発電
     原子爆弾

 太陽は、自然界にある天然核融合炉で、真空中にあるので遮蔽物は無く、電波(光)、放射線も出し放題です。太陽核融合炉からの、光エネルギーを直接利用しているのが、太陽光発電です。間接的に利用しているのが、風力発電、水力発電、第一次産業全般なとです。
 一方、一般的な原子力発電所で使われているウラン235は、天然物質で中性子星の合体などで作られたものが、地殻に埋没しているものを、石炭などのように採掘しています。その天然ウランの核分裂を利用して水蒸気を作り、まるで蒸気機関車のようにエネルギーを取り出し、発電をしています。

 このようにおひさまは天然の核融合炉で、私たち人類はその恩恵で、ほぼ全てのエネルギーをまかなっています。

 この恩恵を今まで以上に上手に利用したいものです。






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