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食べにくい果物ってどんなものだろうか

果物は甘くて美味しくて栄養価がある食べ物だ。
私たちは果物を手軽に摂取したいと日々あれこれと試行錯誤している。
味や果肉についての品種改良はもちろん、コンビニやスーパーではカットフルーツが並び、保存しやすいようにと冷凍のフルーツも近年では増えた。果物に関しての努力をいとわないように思える。

果物を手軽に美味しく食べられるようになった昨今で、私は考えた。


あえて食べにくい果物を想像しよう。


私が想像する食べにくい果物とは何か。

想像なので実際には存在しないと思うし、植物だから動物に実を食べてもらうとか種を運ぶといった特性については考えないことにした。
あくまで我々人間が食べにくいとされる果物の特徴を考え、想像する。


まず果物は食べやすく栄養価があって美味しい。この3点が果物の良いポイントだろう。栄養価があることと美味しいことは食べる理由になるため、食べやすさ、皮を剥くことなどの果肉のとりやすさについて考えることにした。

果物を食べる上でのポイントは2つある。
果物には皮がある。人間は基本的に果物の皮を剥いてたべる。一部の果物を除き皮を剥く手間は必ずある。
もう一つは種があること。ほとんどの果物の中心には種と呼ばれる基本的に人間が食べない部位がある。
この2点、果物に必ずあるけど人間が食べない部位をどうするかが、人間と果物の関係になる。

たとえばバナナは手が汚れずにするっと皮が剥ける、定番の人気の果物だ。手が汚れにくいというのは大きな利点である。
他にも最近の品種改良により、皮ごと食べられるぶどうも売られている。果物を食べる上で、皮は必ずついてくるため皮を剥く手間を必要としないことは全人類が喜ぶに違いない。

それならば剥きづらい果物の皮とはどのようなものか。

私が思い浮かんだ食材はかぼちゃだ。かぼちゃは皮が固く、そぎ落とすように皮を剥く。ならばかぼちゃのように皮が固い果物が食べづらいだろう。


果肉の中心に種がない果物はかぶりつきやすく、切り分けやすい。
種の気にならない果物といえばバナナはもちろん、いちじくやいちごオレンジキウイフルーツなどがある。また品種改良による種無しぶどうも食べやすく人気だ。

私は中心に大きな種がある果物は食べづらいのではないかと考える。種があるところは実がないので食べられる部位も減る。一口で食べられない果物は切り分ける必要があり、その切る作業で中心の種が邪魔になる。
マンゴーや柿、りんご桃などには果実の中心に種がある果物だ。

中でもマンゴーの種は面倒だと感じた。平べったい種だが大きく固く、種から果肉を落とすように果肉・種・果肉と三枚におろす。種の大きさも把握しづらいため、ナイフが種にがつがつ当たったことも覚えている。
私の思い出補正があるかもしれないが、種はマンゴーのような平べったい種が食べづらいと思う。



以上の考察から、私の考える食べづらい果物が完成した。アボカドに似ているようにも感じる。
大きさを書き忘れてしまったが、りんごや桃ぐらいだ。

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この想像は多分何もなさないだろうが、身近な果物について考える良い機会になったと思う。
果物は人間にとって美味しく食べやすいことが、果物にとっての種の存続にもなるだろう、と感じた。


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