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自分に負けるなってどういうこと?

有名人の名言や歌詞にある「自分に勝つ」「自分に負けるな」「本当の敵は自分自身」という言葉がある。
すごくカッコいいのだが、私はつい最近までその意味がいまいち理解できなかった。

私自身は常に全力だし、自分って自分だから勝ち負けってある?みたいな考えだった。
弱音を吐いたり、自堕落したり、自分の利益のために悪いことしない、という戒めのニュアンスでなんとなく受け止めていた。

そんな私も年齢を重ねて、今やアラサーである。
精神的な健康はもとより体の健康も下り坂になっている。

私の生活の一部に「カラオケ」と「フィットボクシング」がある。

いずれも体をつかう。続けてやれば成果が出る、努力を裏切らない趣味だ。
しかしだんだんとそれをやる頻度が少なくなっていった。その理由として生活的にだったり、モチベーションなどが関係してくる。
頻度が減ればもちろん、練度が下がる。

そんな状態でカラオケに行った時。
いつも歌う曲で喉のエンジンを動かすのだが、なんだかおかしいのだ。
いつも歌っていた曲なのにリズムが合わない。
自分が感じているリズムと実際のリズムが異なっているのだ。
そうなると当然間違っているのは私の方であり、そのズレを修正していく。
音程だって合ってるのか不安になる。以前は出来ていた音も感覚を戻すのに苦労した。

フィットボクシングだってダイエットのために、switchのゲームで始めた。
最初の頃はそれなりにやっていて、腰にくびれができる実感するほどであった。
しかしカラオケの時と同じ理由で次第にプレイの頻度が減っていた。
久々にプレイすると、リズムやパンチの判定が悪くなっていた。それを以前と同じ感覚、動きにするのが大変であると痛感した。

週に一回は通っていたカラオケ。
週に2.3回はやっていたフィットボクシング。
ここにきて自分の鈍りを感じた。もちろん年齢もあるかもしれないが、以前出来ていたものが出来なくなっているということが恐ろしかった。

いずれも自分がサボったから、ツケが回ってきたようなものだ。だから最初からわかっていた自分に負けるなの意味は正しい。サボらず続けることが自分に勝つことだ。それを今回身をもって実感した。
ただ、しかしそうなった場合でもなんとかするという努力は、自分に負けないことだと思う。
最終的には諦めないことかもしれない。

諦めようとするのはいつでもできる。
なんとかすること、やめないことが負けないことだと思った。

(だからこそ大谷翔平がすごいんだと改めて感じた)

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