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5月Linc主催ウェビナー実施報告

5月25日(水)Linc主催ウェビナー【文化庁の41億円!オンライン日本語教育スキルアップに期待!〜教育実証事業における各学校経営者の考えとは?~】を開催しました。

※Linc主催ウェビナーとは? ​

日本語学校間の横の繋がりを増やし、情報交換ができるようにするために、Lincでは2020年6月よりオンライン&オフラインセミナー実施しております。これまで計23回実施、延べ約1200名の日本語教育関係者が参加しました。

これまで実施したウェビナーについてはLincコーポレートサイトよりウェビナーレポートをご確認ください。


今回は、日頃お付き合いのある日本語学校の先生方より合計60名にご参加頂きました。(ZOOMにて52名、Lincのオフィスにて8名)


今回は、本事業に関するアンケート調査結果と、ウェビナー実施報告を致します。
6月24日(水)Linc主催オンラインセミナー「日本語教育におけるオンラインとオフラインの共存~with コロナ、今後の日本語学校の歩む道~」を開催しました。日本語教育業界に精通した方々、独自の方針や改革を果敢に実施されている日本語学校経営者の方々をお招きし、さまざまなお話しをお聞きしました。

社会のルールや価値観すら変わりゆくコロナショックの中、日本語学校を取り巻く環境が激変しています。オンラインにて授業の対応をせざる得ない状況であったり、学生募集を始め、学校として多くの課題に直面されているのではないかと思います。そして、オフライン授業が再開し始めた現在では、今後の日本語学校経営のあり方についてこれまでとは違う取り組みや手法を考えはじめている学校も多いのではないかと思います。
Lincでは、このオンラインセミナーを通して、少しでも日本語学校の授業のあり方や経営についてみなさまをサポートできればと思い、今回本セミナーを開催しました。

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■今回ウェビナーテーマの背景と目的

<背景>
日本留学に胸を膨らませながらも、コロナ禍での入国制限によって母国で足止めされ、不安を募らせる外国人留学生が増加の一途をたどっています。
昨年末、文化庁より令和三年後補正予算事業「ウィズコロナにおけるオンライン日本語教育実証事業」(以下、本事業)の発表があり、待機中の外国人留学生の「日本語を学びたい」というニーズ(需要)に応えるため、オンライン授業などを無償で提供することとなりました。待機中に来日を諦めたり、留学先を他国に変更したりしないよう、つなぎ止めるのが狙いと考えています。
オンライン授業の知見をさらに積むことができる上、国からの委託という形で新たな業務が生まれることが、経営継続の大きな後押しになることでしょう。

そして今年3月末、受託団体が下記6つの団体に決まりました。


・NTTラーニングシステムズ株式会社

・株式会社JR西日本コミュニケーションズ

・株式会社JTB

・近畿日本ツーリスト株式会社

・凸版印刷株式会社

・三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社

<目的>
5月に入り、各民間団体や日本語教育団体より、この41億円の補正予算の内容や応募方法について、説明会が実施されていましたが、日頃弊社Lincとお付き合いのある日本語学校の先生たちより、学校として具体的にどのように対応したらよいかをまだはっきりされてないことが多く、


例えば、
・事業内容の認知度をどの程度知っているか?

・本事業に応募する意思はあるのか?

・この予算に対して、どんな使い道を検討しているのか?


等、皆様からいただいている疑問を解決すべく、アンケート調査を行いました。


■アンケート調査の結果

<アンケート調査概要>
・期間:5月16日~20日、計5日間

・回答件数:計36件

・対象者:日本語学校の経営者及び先生方

質問1.回答者の役職
質問2.本事業の存在を知っていますか?
質問3.本事業に応募したいですか?


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回答済みの36件アンケートのうち、50%の18校が経営者で,全体の28%、10校が教務責任者を占めていました。本事業の知名度はほぼ100%、応募したい学校に関しても、約7割という結果でした。


質問4.「本事業に応募したい」と回答した方ー気になるポイントは次のうちどれですか?

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学校にとって、提出書類や準備すべきことの項目が一番注目され、この課題をクリアすることで、応募数がもっと増えると予測できます。各民間団体の事業内容についてのセミナーが実施されたものの、具体的な内容まで浸透していなかったことがわかりました。

質問5.どの団体に最も応募したいですか?(または興味がある)※()は票数

・凸版印刷株式会社 (9)

・近畿日本ツーリスト株式会社(7)

・株式会社JTB (5)

・株式会社JR西日本コミュニケーションズ (4)

・NTTラーニングシステムズ株式会社 (1)

・三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 (1)

質問6.「先生向け研修プログラム」を自校の教員に受けさせたいですか?


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※各日本語教育団体による先生向け研修プログラムがあり、下記のグラフが応募したい27件の学校より回収した回答

質問7.「応募したくない」選択した理由(複数回答)


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■ウェビナー実施報告

アンケート結果報告の後、与野学院日本語学校 谷校長先生よりお話いただきました。
今回は、事前に皆様からいただいたご意見や質問をもとに、主に下記の内容でお話いただきました。

1.本事業について
・事業概要
・これまでの経緯
・採択団体の紹介

2.応募するにあたって
・必要書類の準備
・スケジュール

3.活用方法
・活用するメリット
・モデルプランの紹介

4.最後に
・注意事項(謝金と賃金、機材レンタル、成果物取り扱いについて)
・与野学院日本語学校での活用検討内容


発表後は、質疑応答を行いました。今回は、オフライン、オンライン参加者の先生方より沢山のご質問を伺い、本事業で気になっていることや悩みなどを共有できる場ともなりました。

発表内容の詳細については、後日、Linc公式YouTubeチャンネルにアップされる予定ですので、ぜひそちらもご覧ください。

■最後に

少しでも本事業をより多くの学校や先生方に知ってもらい、予算金応募のきっかけ作りにするために、今回ウェビナーを実施しました。
今回参加された方、できなかった先生方のために、今回の発表資料をPDFファイルにて共有致します。発表資料をご希望の方は、大変お手数ですが、下記情報をご記入のうえsupport@linc-info.co.jpまでご連絡くださいますようお願い申し上げます。追って担当者(志磨・鎌田)より、ご連絡致します。


・件名:文化庁「オンライン日本語教育実証事業」資料請求
・お名前
・学校名
・電話番号
・メールアドレス

極力、公開されている資料に基づいてまとめましたが、あくまで、現時点の谷校長先生の個人的理解に基づいた見解もあるため、ご質問やご要望に関しましては、受託団体に直接ご確認いただけますよう、お願い致します。


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Lincでは一緒に働ける仲間を募集しております!

少しでもご興味のある方いらっしゃいましたら、ご連絡お待ちしております。