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スキー・スノボウエアの取り扱いに注意

私のクリーニング店は鳥取県西部にあります。
そして近くに、大山(だいせん)という国立公園があります。
標高1729mの山で、周辺には烏ケ山(奥大山)などの標高の高い山もあります。
したがって、冬にはたくさんの雪が積もります。

この山々の中腹には、大山国際、豪円山、中の原、上の原、桝水、奥大山、鏡ヶ成、花見山などの多くのスキー場がありました。
したがって、学校行事でもスキーの授業があったりして、子供のころからスキーをしていました。
私は都会の大学を卒業すると鳥取に帰り、冬場はクリーニングの仕事が閑だったこともあって、いよいよスキーにのめりこみました。
そして、インストラクターの資格を取り、スキー学校でインストラクターをしたりもしました。
そのころは、スキーが大流行していて、スキー場は大変な人出でありました。
広瀬香美の『ゲレンデが解けるほど恋したい』という歌が大ヒットしたり、『私をスキーに連れてって』という映画がヒットしたりしましたっけ。
スキー場のリフト待ちは、1時間。
そんな人であふれかえるスキー場を、最新のスキーウエアで身を固め、颯爽と滑ります。
私も少しくらいはモテました。
サングラスをかけているので、ルックスはわからないのも多少は追い風になったと思います。
開放的な雰囲気も味方して、ゲレンデにいる男女は皆、魅力的に見えるものです。

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でも私の場合、その陰には涙ぐましい努力もあったのです。
試験でゲレンデシュプルングと呼ばれる、小ジャンプが必要な時は、車のヘッドライトで雪山を照らし、夜までジャンプの実践練習をしました。

こぶを滑るときには腰を傷めないように十分ストレッチをして、カイロを腰に貼って滑っていました。

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そしてデモンストレーターのビデオを穴のあくほど見ては、技術ではなくウエアの研究、どうすればかっこよく見えるのかの勉強をしました。
春になると、デモンストレーターが着ていた最新ウエアのオーダー受付があります。
その誂えの値段は一着10万円くらいはしましたが、それでも欲しかった。
それをこっそりオーダーしておいて、新しいシーズンにはトップデモンストレーターと同じウエアでコースを滑ります。
同じ服を着ている人は誰もいないし、多くの人はデモのビデオを見ているので、そのウエアを見て、はっと振り返ります。
それがうれしくて、何度もオーダーを繰り返しました。
当時、私のスキーに対する出費は半端ではなかったのです。

したがって、手持ちのスキーウエアも多くなり、後輩にプレゼントを繰り返していました。
スキーウエアって、スキーのない時期にはただの邪魔ものです。
これを預かってくれる人はいないかなって自分ながらに思っていました。
最近はここが預かってくれます。

スキーやスノボなど、ウインタースポーツのウエアは、保温に優れ、軽くて動きやすく丈夫にできています。
しかし、かさばる。

ひとシーズン使ったウエアはしっかり汗を吸っているので、必ず水洗いが必要になります。
ウエアは高価です。
シーズン終了後はただちに、クリーニングしましょう。
さらに撥水加工も必要になります。
最近は、手袋も合成繊維の優れものが多くなりました。
でも手袋は汗を吸って、臭いが出ることもあります。
手袋もしっかり水洗いをしましょう。

当店では、10点で10800円(往復送料、保管料込)となっていて、冬服の衣替えに人気です。
撥水加工のご注文は1点扱いになるので、ジャケットと撥水加工で2点。パンツと撥水加工で2点になります。
さらに手袋(皮の使ってあるものは不可)、普段着のオーバーコートやダウンジャケットを合わせて10点パック。
これで秋まで預けてしまいましょう。

そして、さっぱりとしたウエアで,また新しいシーズンを迎えましょう。


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