見出し画像

ゴール(目標)の先にあるもの

息子(中3)が次女(高2)に高校での科目専攻について相談している。
そこでの次女のアドバイス。

「何を勉強するかは、進学先じゃなくて、自分の興味のあること、将来やりたいことから考えた方がいい。誰に何を言われても、自分の考えを変えない方がいい。」

「将来やりたいことがわからないなら、ママと話すといいよ。私はママと話して、いろいろ質問されて自己分析が進んだし、自分が何がやりたいのか、本当に興味のあることがわかってきたから。」

え⁉︎そんなことあったっけ...

と思い起こしてみれば、以前、コーチングを学び始めた頃、目標よりも目的の方が大事と学び、次女との話でそこを意識して話したことがあったかも。
それがそんなに役立ってたとはしらなんだ。

なんとなくうれしい。

コーチングではGROWモデルというものを学んだ。
Goal(目標)を定めてからReality & Resource(現状)を認識し、そこからGoalにむけてのOption (選択肢)を考え、とるべきアクションに向けてWill (意志)を向けていくという、まず行く先を定めてから物事を考えるというポジティブなフレームワーク。

それはそれで目を見開かせてくれるものではあるのだけれど、個人的には「Goalの先にあるもの」、つまり「目的」が大事なのだと思っている。なぜなら、Goalは最終的な「標(しるべ)」でしかなくて、それを設定した動機・理由、つまり目的があるはずだから。その目的を認識して目標に向かうのとそうでないのとでは、行動の動機づけが全然違う。

次女と進路の話をしたのは、そんなことを感じていた時だった。
コーチングをしたつもりはないのだが、進路の相談をされたときに、まさに
「大学を選択することは『目的』ではないはず。なんのために大学に行きたいのかを考えた方がよいのではないか」
と思ったために、そこを掘るような質問をしてみたのだった。

それが「効いてた」というのはコーチング冥利に尽きる(コーチングではなかったのだけれど)。