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昇華

漫才師 和牛が解散を発表したのは12月12日の夜でした。
少し前から、もしかして…の不安はあったのだけれど、発表されるとしたらここかな?のタイミングでは何事もなく。考えすぎ!なんて、ちょっとほっとしたりして。しかしその緩んだタイミングでガツンとそのニュースはやってきました。

大阪で生まれ育ち、新喜劇を見ながらお昼ご飯を食べる子供時代を経てきました。
人並みにお笑いが好きだったけれど、劇場に通うようになったのは割と最近で5年くらい前のこと。
生で見るお笑いはよい。
とてもよい。

毎年のM-1がとてもとても楽しみで、その日は休みを取り、午前中のうちにそわそわしつつ晩ご飯の用意まで済ませて、敗者復活から一瞬たりとも見逃さぬ!の気合いでテレビ前に張り付くのが慣わし。
夫は床に座り真剣に笑うわたし込みでテレビを見ている。
ファイナルステージの3組のネタが終わってからではあるけれど、優勝するコンビを当てちゃいます!がわたしの大きな自慢。どうだすごいだろう。
和牛はもちろんおもしろくて好きだなって思っていたけれど、ある年のゾンビのネタを見て、好きだなは大好き!に。

それがきっかけで関西のバツウケテイナーという番組を知る。そしてアインシュタインいなちゃんに泣くほど息ができなくなるほど笑わせてもらって、めちゃくちゃに好きになる。ちょっと恋もしていた。きゃー。(今は母性で愛している)
バツウケテイナーはこれまでの人生で1番好きなテレビで、限定のDVDBOXも持っている。どうだいいだろう。
そして今、テレ玉で放送されているのも毎週録画して知っている内容を見て笑っている。
先日は和牛川西さんの故郷凱旋回。わ!好きな回!と喜んだけれど。
オープニングのナレーションがダメだった。

解散のニュースはショックだったし、理由をおふたりがそれぞれの言葉で発表した内容がしみじみとつらかった。
けれど、悲しみのピークはまだだったみたい。
ナレーションの最初の一文で、おふたりの発表文や、NON STYLEの石田さんがファンクラブ内のブログでおふたりを労っていたことなどが、わっと頭の中に活字で押し寄せてきて、なんだかもう、ダメだった。続きを見られなかった。
自分でも驚くほどに声を出して泣いてしまった。
おいおい、どうしたどうした。
わたしがこんなにもショックを隠せないのだ。
和牛を愛するファンの方々はいかほどか、と思うとさらにつらい。

芸人さんの解散はどれもショックだ。
コウテイもコマンダンテも。

和牛は以前よく、舞台で死にたい。最悪そでで。2人でマイク持ったまま倒れたい。なんてことをおっしゃっていた。その頃のおふたりががきゃっきゃとあのメンバーとはしゃぐ、川西さんの故郷凱旋ロケなんて、今は見れるわけないやん。

劇場に通うきっかけを
生で見るお笑いのパワーを
そしていなちゃんのおもしろさを知るきっかけも
和牛のおふたりがくれた。
あの6人を同じステージで見ることがもう叶わないなんて。

『6人』という言葉は、この秋に旅立ったマシューペリー氏のことも思い出させる。
フレンズも大好き。もうめちゃくちゃに好き。
あの6人も、もう叶わない。



『推しは推せる時に推せ』


さて。
今年のえむのわん(M-1)はクリスマスイブ開催!
マユリカです!
推しが決勝に進むのが初めてなのです!
推しまくるぜ!



トップ画は劇場デビューはここしかないやん!で大阪に帰省するまで待ってやっと行った、バツウケテイナーの撮影場所であるよしもと漫才劇場です。

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