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10月下旬の日記 

10/21 月曜日


もうすぐ退院を控えた、担当している女性患者さんに「お誕生日おめでとうございます」と言ったら、ニコッと笑ってくれた。
85歳の方。清楚な花のようにすてきな笑顔でハッとした。
着物が似合うだろうなあと思った。

10/22火曜日


娘に、いつも読んでいる着物ブログ記事の、とってもすてきな草履の写真を見せた。すてきを共有したくて。

きっとお高いのだろうけど履きやすいんだろうね、憧れる、などと言っていたら、
「欲しいなら買えばいいのに」とあっさりした返事。

母親が何を言いたいのかはっきりしなくて、イライラしたようだった。
ちょっとさみしい。

若い頃のわたしと、わたしの母とで、こんなやりとりあったなあ、と既視感。

10/23水曜日


初の遠近両用メガネを作りに行った。

とてもラク
もっと早く作ればよかった


10/24木曜日


夕方、おみとりが近い末期の方のお家に臨時往診。

水分が取れず尿がとても少ないため点滴して欲しいと、
家族からの希望あり。

今、よけいな水分を点滴で入れると、心臓や腎臓の負担になったり、
むくみになったり、痰が増えて逆に苦痛を与えてしまうことなどを
看護師と一緒に家族にお話しした。

理解していただけた。
1時間ほど正座していたので、お暇する時よろよろしたが、
転ばなくてよかった。


10/26 土曜日


庭の人参の緑がきれい。
ツナと一緒に炒めた。シンプルな一品だが、身体がよろこぶ大好きな味。


10/27日曜日


夫と高2の末っ子と車で四日市に向かう。

四日市スポーツサイクルフェスティバルというロードレース全国大会に
参加するため。

男子ジュニア16-18歳のクラスに出場する。9kmをほぼ11周するコース。
昨年、もう一つ若いクラスで初出場したが、足切りにあって完走できなかった。

今年は昨年より10kg以上体重を落とし、いろいろなレースで経験を積み、
少しずつ早くなってきた。

昨年、この四日市ジュニアロードで優勝した岩村選手は、今年のインターハイロードで優勝、佐賀国スポで2位。

今年もこの四日市で連覇を狙う。

全国大会で良い成績を残している有力な選手たちも多くエントリーしている。

そんな中でどこまで食い込めるのだろうか。
第2集団までに残り、完走、あわよくば1ケタの順位がとれればいいなあと、
シロートながらに思っていた。

約99kmの長丁場のレースがスタート。

トップの選手が入れ替わりつつレースは進む。息子はずっと第2集団の
後ろのほう〜真ん中にいた。


第2集団


最終的に岩村選手がトップ独走となり、第2集団と1分34秒の大差でゴール。
余裕の優勝。

今回20回目のこの大会で、二連覇は初めてのことらしい。
今までの大会記録を8分ほど更新する速さだった。まったくすごい。

さて、しばらく、しばらく待って、第2集団が最後のカーブを曲がりやってきた。ゴール前の直線、2位争いのスプリント。

飛び出してきたのは見慣れた白青のジャージ。
うちの子じゃないか、びっくり。
2位。

今まで表彰台に上がったことのない息子だったので、「あれはどこの子?」
みたいな感じだった。

成長とがんばりに驚いた。


入賞の副賞

タイトル写真のキーホルダーもいただいた副賞
「こにゅうどうくん」 四日市市のマスコットキャラクター




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