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映画と重なる母としての想い

昨晩、映画を観てから寝ようと思い、どれを観ようかと迷っていると、あるサムネイルに目がとまりました。

デザイナーとして携わらせていただいているお仕事があるのですが、その中で、この映画の小さな紹介記事を作成したことがあったのを思い出しました。


2021年11月に公開された映画『梅切らぬバカ』は、周囲や地域の人々との交流、自閉症のある息子のグループホーム入居など、親子が自立する道を模索する姿を描いた人間ドラマになります。

老いた母親・山田珠子役を加賀まりこさんが、自閉症のある息子・山田忠男役を塚地武雅さんが演じています。

「このままでは共倒れしてしまう」と母・珠子は、50回目の誕生日を迎えた息子・忠男に感じます。
息子のグループホーム入居を迷っていたのですが、ついに決心するのでした。

母親の息子に対する想いや葛藤、深い愛情が私自身の中にあるものと重なって、共感せずにはいられませんでした。


ダウン症がある次男はもうすぐ18歳を迎えます。
母親の私が次男の面倒を一生みるのが当然だと思っていたところがあり、もし入居を選択するとしても、ずっと先の話だと思っていました。

ところが、次男が特別支援学校の高等部に進学するころから、次男にも私自身にも変化がみられるようになり、互いの自立や可能性に目を向ける選択をしてもいいのでは…と、思うにいたりました。

グループホーム入居に際し、支援員さんの利用者さんへの対応についての不安もあります。

実際のグループホームや支援員さんの対応については、映画の描写と実際の現場とで異なることもあるかもしれませんが、映画の中で何ごとにも穏やかに対応する支援員さんの姿に「ありがとう」の気持ちが湧き、不安が和らぎました。

来月、グループホームの見学を開始します。
不安なことは、ホームの職員さんとしっかり話し合って、次男と私にとってよいと思われる選択をしたいと思います。

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