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些細な違いでバランスは変わる
いつもと違う違和感
息子がジーンズにシャツを合わせて出てきた。
シンプルな格好だ、よく見る格好だ。
ただいつもと違う違和感があった。
何度も見てきた格好だがどうもしっくり来ない。
いつもと違くないかと聞くと、いつもと変わらないと答える息子。
テーパードの効いたやや細身のジーンズ(綿100%を履いているのは小さい頃から私に言われていたからなのか)を定番として履いているのだが全体のスタイルがいつもと違う印象に見える。
トップスのシャツが貧弱に見えた。
さらに息子に聞いた、前とジーンズを変えた?と。
返事はイエスだった。
色味も一緒だったのでわからなかったが、
それが答えだった。
違和感の答え
以前履いていたジーンズはリーバイスの606だそう。
そして今現在履いているジーンズは日本のブランドのものだ(ブランド名は知らないがしっかりとした作りのジーンズだった)
どちらもやや細身でテーパードの効いたもの。
ただ、今履いているジーンズはヒップ周りが少しゆるめのシルエットになっている。
リーバイスはヒップ周りもキュッとなっているそう。
お茶の先生
そんな時、あることを思い出しました。
私にはお茶の師事を仰ぐ90歳の先生がいるのですが、以前に何人か稽古をしている最中のこと。
遠くから稽古を見ているだけだったのですが、先生がある生徒さんに声をかけ「胸元が変ですよ」と言った。
よく見るとその方の袱紗の向きが逆だったのです。
(ちなみに袱紗とはざっくり説明すると着物の胸元から少しだけ見えるもので遠くからだとなかなか気づきにくいものです)
その先生は遠くからでもその違和感を感じとったのです。
些細な違いで印象が変わる。
それは何でも共通することなのかと思います。そこにこだわるかどうかは、どの道においても重要なことなのでしょう。
些細な違いで劇的に変わることもある
なので、ヒップ周りだけでも全体のバランスの印象は大きく変わる。
息子がどのブランドのジーンズを履いているかまでは興味ありませんが、
ジーンズの太さだけでバランスは変わる。
それはメンズもレディースにも言えることです。
バイビー
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