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片付け中に再会 ルネ・マグリットの「心の琴線」

今日は「山の日」で祝日の金曜日。

外出予定も特になく、
ずっとエアコンオンの状態で
室内を快適温度に調整し、
太陽の移動に合わせて遮光カーテンを閉め、
外気、日光を極力遮断した室内にいました。

電気代高額請求が恐ろしいけれど、
我慢して体調不良起こしたくないし
暑すぎだと集中力を欠き何もできないので、
日没以降もエアコンを消せません。


最高34℃でした。35℃以下だと少し涼しく感じる


紙類関係の片付けを継続中、
室内環境快適なので、捗ります。


本日の片付け進捗状況は

○大量のポストカードが出てきた


扉付き収納棚の奥にしまい込んであった箱に
ポストカード、グリーティングカードが
大量に入っているのを発見。


1990年前後から2015年頃の間に
購入収集したもので、全て未使用。

その頃私は美術館、博物館で鑑賞後
ミュージアムショップで
一番好きな作品のポストカードを一枚、
鑑賞の記録、思い出として買い集めていました。

備忘録として綴る手帖に挟み、
インテリアとして飾り、
友人の好きそうな作品のカードを選び、
メッセージを書いて送ったり、
しっかり利用していました。

そして今使わないものは、
いつかそのうちに、、、、

箱に大切に保管していたのに
いつしかその箱の存在そのものを
忘れていたのです。

カード、一枚一枚を手に取ると
買った時のこと、選んだ理由、
美術作品にまつわるエピソードなど
思いを巡らしてしまいます。

そして、うーん、今まで使ってないのだから
捨ててしまえ!!とはいかないのです。
物に執着して片付けが進まない母に
呆れておきながら、自分も、、、。

今あるカードはメッセージカードとして
どんどん普段使いするとして、今日決めたことは

・カード類はもう新たに買わない。

・在庫処分に努める

絵画のポストカードの中から
特に好きな絵について書いていきたいと思います。

1枚目は

○ルネ・マグリットの「心の琴線」


マロンシャンテ製作中



1987年頃、東京国立近代美術館で
開催されたルネ・マグリット展で購入した
「心の琴線」。

ルネ・マグリットはベルギー出身の
シュルレアリスムの画家です。

透明の大きなカクテルグラスが
青空の下広い大地に置かれている。
背景の山並みを超え空にも届く高さ。
グラスの縁ににはふわふわの白い雲が
ふわっとかぶさっている絵。

現実的ではないけれど、違和感がなく
あり得なくはないし、あってもいいかもが、
私の感想でした。

それまで、シュルレアリズム(超現実主義)
=不気味なもの の理解でいた私に
解釈の幅を広げてくれた作品です。

青い空と白い雲に目が行ってしまう、
とても写実的な作品のタイトルが
「心の琴線」と抽象的なところが謎です。

私はこの時初めて
「心の琴線」という表現を知り、
まさに私の「心の琴線に触れる」作品との
出会いをしたのでした。


台風接近前の今日の空





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