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就活(結婚)詐欺に引っかかったようなもの②

つづき(就職雑感)

辞めるまで、本人は色々と模索し、
逡巡はあったようだ。

やりたい仕事がある会社
規模、知名度ならではの仕事の質、大きさ。

そんな彼女に退職を決意させる出来事が。

△ パワハラおやじが跳梁跋扈の会社😖

同期入社が一堂に集まるフォローアップ研修、
その後の食事会の時、同期男性A君が呟いた
言葉に娘は耳を疑った。

彼の初任地にも声が大きくデリカシーのない、
中堅男性社員がいた。

そう、ザ・昭和なパワハラおじさん。

その昭和男がもう一人の新人同期Bさんを標的に
パワハラ発動。Bさんは休職に至らずも
しばらく病欠。その間A君が二人分の仕事を
担当することになった。

パワハラおやじも問題だが彼を諌めもぜず
更に連帯責任だと二人分の仕事を同期に
させてしまう支店長もどうしたものか。
人事が正常に機能していない証拠なのだ。

理不尽な叱責を受けて体調を崩した
Bさんへの同情、パワハラ黙認の職場に対する
怒りに心を取られながら、驚異的な量の仕事を
こなさなくてはいけない日々。
彼自身も当時はかなり精神的、肉体的に
追い詰められていたそうだ。

(当たり前だわ)

リリーの世界は今日も平和で穏やか

△ 負のDNA継承を見てしまった😵

A君は研修後の飲み会で初任地の苦労話として
話してくれた。そしてまさかの発言。

「今になって思うと、あれは厳しい指導で、
パワハラとは違う。あの経験を通して
僕は鍛えられたと思う」

パワハラが問題になる時、当事者間で
解釈が違う。加害者は「行き過ぎた指導」
だといい、被害者は「適正範囲を超えた
叱責や嫌がらせ行為だ」と被害を訴える。

人間は自分が受けたようにしか他人に
教育を施せない。そして自分は良い指導
を受けてきたと確信している人ほど
自分のやり方を他人に押し付ける。

パワハラ否定派だった同期が容認派に
なっていた事実。彼は洗脳されてしまった。
生まれが昭和か平成かは関係ない。
こうして前時代的悪しき習慣は世代を超え
社員間で引き継がれていくとはたと気づく

「この会社に明るい未来はない」
「詐欺にあった上洗脳されるなんて嫌だ」

同時期複数の先輩女性社員にも相談してでいて
その上で退職の決意を固めた。

(つづく)




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