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小学校はインターナショナルスクールという選択は正しかったか?

日本の小学校に行った方が楽だった?


長男がインターナショナルスクールの小学校に通い始めてもう少しで1年が経とうとしています。

思い返せば、長男が産まれる前後から小学校についての情報収集を始め、コロナ前は母子移住という形で海外のインターナショナルスクールの小学校に行くことを目指して、ビザの準備をし、目的の学校の面談なども受けていた時期がありましたが、

コロナにより長男渡航のタイミングで国境が閉じてしまい、母子移住が一旦白紙となってからは、

日本の公立小学校も視野に、日本の小学校探しに奔走…

(それに関する記事は下記に記載しています。)

結果、今長男が通うインターナショナルスクールへの進学を決めて現在に至ります。

インターナショナルスクールの小学校に通うということは、
高額な学費という問題、
日本の義務教育を受けていないことになるという問題、
日本語教育(日本の歴史なども)が不十分になるのではないかという問題
etc…

考えるべき色々な課題があることは間違いありません。

しばらく日本にいるのなら、日本の義務教育課程に沿って進路を進めた方が、こんなに課題は山積みではなかったかもしれない。

お金にももっともっと余裕があって、その分のお金で子どもに別の経験をさせてあげることが出来たのかもしれない。

サラリーマン共働き夫婦が、子どもをインターナショナルスクールの小学校に通わせるという、一見、茨の道に見える道を選択した我が家。

その選択をして約一年経った今、私が感じていることを書いてみたいと思います。

日本の小学校より大変だなと思うこと


大変なことは、
やはり我が家のようなサラリーマン夫婦にとっては学費です。
もちろん、想像はしていましたが、想像通り、高い。
授業料や施設維持費、教材費だけでなく、課外授業ごとになかなか高額な費用が請求されます。(一泊二日の課外授業で数万円はかかります。)
これでも、総額で見れば、他のインターナショナルスクールに比べると高くない方だと思いますが…
これが今後少なくとも六年間続くわけですので、それに耐え得る経済力を維持する必要があります。(我が家は、会社員の収入以外に投資や副業をプラスすることで無理のない資金計画を立てているつもり…ですが、今後何が起こるか分からないですもんね。) 

学費以外では、
日本語力(語彙、漢字、読解)を日本の小学生レベルに維持しておくため、
毎日自宅学習を行うようにしているのですが、
その自宅学習を見てあげることが、フルタイムの共働き夫婦の私たちにとって決して楽なことではなく、(それは私たちだけでなく、息子も大変だと思いますし、本当に頑張っていると思います。)仕事を含めた一日のタイムマネジメントに苦慮することがよくあります。(プラスして、毎日の学校の宿題もありますので…)

その他は、特別大変だなと思うことはないのですが、日本の小学校ではあまり起こらない、先生の退職(本国に帰ってしまうなど)がよくあることや、クラスメイトが引っ越し等に伴い学校を辞めたり(逆に、学期途中から入ってくる子も一定いる)することが多いこと(長男の通っていたインターのプリスクールもそうでしたが)は、日本の学校のように環境が固定しないという意味では、子どもにとって大変だなと思うことがあるかもしれません。(幸い、長男はあまり気にしていないようですが)

ではやはりインターナショナルスクールの小学校より、日本の小学校の方が良いと感じるか?

これに関しては、色んな価値観があると思いますので、正しい答えはないと思います。

ただ、我が家の私と長男の答え(夫も)は、

インターナショナルスクールの小学校に通えて本当に良かった

です。

でも、それはインターが良いとか、そういう話ではなく、あくまでも、我が家の価値観では良かったと思っている、というだけです。

私たちがそう感じている理由は、まず何よりも、

長男が、この学校に通えて本当に楽しい!!と思えていることです。

「僕は〇〇(長男が通うインターナショナルスクールの名前)にこれからもずっと通い続けたい!」

といつも言っていることが、この選択を取るチャレンジをしてみて本当に良かったなと私たちが思えている何よりの理由です。

とはいえ実は、私たち夫婦は長男が通うインターナショナルスクールの環境が他のどの学校よりも素晴らしく、最高!とは思っていません。
私たち自身が学校運営や授業に対して色々な課題を感じることもありますし、他のご両親から課題を伺うこともあります。

でも、どんな課題が親の間で感じられていようとも、
長男の視点で見れば、
今の学校が最高に楽しく、学校は変わりたくない!

なのです。その気持ちを何より大切にしたいと私たちは思っています。

ですので、学校や教師に対する不満などが万が一あったとしても、それを子どもの前で話すことは絶対にしないようにしています。

子どもの前で学校に対するネガティブな話をしてしまうと、「なんでそんな学校に僕を通わせてるの?」と子どもが感じてしまったり、子どもが学校や教師を十分に信頼出来なくなってしまうと思うからです。

子どもが楽しいと思えていることが、何よりこの学校に通わせることが出来て良かったことですし、我が家の場合はそれがたまたまインターナショナルスクールの小学校でしたので、結論として、
インターナショナルスクールの小学校を選択したことは正しかった!と感じているに過ぎません。

インターが良いとか、日本の私立小が良いとか、公立小が良いとかではなく、

実際にそこに通う子どもたちが居心地が良い、楽しい、と感じることが出来る場所がどこなのか?を親子で探すことが一番大事だと思っています。

我が家も、長男は今でこそ今通うインターナショナルスクールの小学校が楽しいと言っていますが、今後それがどう変わるかは全く分かりません。

ですので、いつ息子が「違う学校に行きたい」と言っても良いように、他のインターナショナルスクールや日本の小学校も含め、情報収集は継続して進めています。

私たち親に出来ることは、小学生の息子だけの力では十分に収集しきれない情報収集をすることで、息子の選択のサポートをしてあげることだと思っています。

最終的に大事なことは、息子がどうしたいか、どう感じるか、なのです。

そんな考え方の我が家において、子どもの小学校選びは終わったようで、終わっていません。

これからどんな道に進んでいくのか、長男がどう変化していくのかを楽しみにしながら、出来る限りのサポートをしていきたいと思います。

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