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子どもには、物事の良い面を見る習慣付けをしてあげる。

毎晩欠かさず発表会


我が家の毎晩の日課は、『今日の良かったこと発表会』です。
家族一人一人が、その日の良かったことを発表し、リビングにあるホワイトボードに書いていくというものです。

半年以上前にも一度、その取り組みについて書かせて頂きました。その記事が下記です。

この発表会を始めてからもう少しで1年が経とうとしているのですが、
旅行などの日以外は、毎日続けており、すっかり息子にとっても習慣の一つに位置付けられました。

ちなみに、私たち夫婦がこれまで何回か喧嘩した日にも、この良かったこと共有会は実施していて、これが、
「今日は喧嘩しちゃったけど、実はこんな良いことあったじゃん!やっぱり今日も家族一緒に過ごせて良かった!」と思えるきっかけを与えてくれます。

息子も、良かったことを発表するために良かったことアンテナを一生懸命張り巡らせて毎日3つの良かったことや楽しかったことを(多い時は5つ発表してくれます)共有してくれるので、
日々、自分の身の回りで起こる良かったことに頭を意識的に向けさせる良い機会の一つになっているのではないかなと思っています。

なんとなく良くない(出来ない)ことの方に目が向きがちな教育


この取り組みを始める前から、
私が日本の教育で自分自身の経験も踏まえて問題意識を感じていたことが、

子どもの出来ないこと、苦手なこと、良くなかったことにフォーカスして、
「もっと練習すれば良かったでしょ?」
「勉強が足りなかったんじゃない?」
「みんなは〇〇出来るんだから、あなたも頑張りなさい」
などと言われることが多いなということでした。

実際、私自身が子どもの頃もそうでしたし、
自分が子育てを始めてからも、
周りから数多入ってくる、
子どもの出来ないことをいかに克服するかという情報。

もちろん、何もかもポジティブに捉える必要はないですが、
教育の現場ってどうしてもネガティブなことに目が向きがちなのではないかなと思いました。

本当は一人一人みんな違う個性を持っているし、良い経験をしているし、良い成果も出している。
比べるべきは周りや常識じゃなくて、
過去の自分からどれだけ成長したか。

もっと、自分自身の良いこと、すごいことに意識を向けて、
自分に「良かったねー!」って声をかけてあげてもいいんじゃないかなと思っていました。

なので、子どもには、思考の癖として、毎日自分自身の良いことに気付いてあげられるようになって欲しいなと思い、この取り組みを始めました。

私が子どもに伝えたいこと


本当に思考の癖は習慣で変わっていくものと思っています。

家庭での子育てにおいて私が子どもに伝えたいことは、

自分自身の幸福感は、
起こった物事に対し、
自分自身がそれにどう意味付けをするかどうかに規定されると考えています。

人生目の前に色んなことが起こりますが、
それに対して、
「あぁ、こんなことが起きて私ってなんてツイてないの!」と思うのか、
あるいは、
起きた同じ出来事に対し、
「こんな良いことがあったな!」と思える思考の癖を持っているかで、幸福感は大きく変わってくると思っています。

起こったことは変えられないし、
自分ではどうにも出来ないこともある。
でも、それをどう解釈するかは自分自身の思考でどうにでも変えられる。

私は子どもたちに、
「今日もこんなよかったことがあったなー」と毎日良かったことにすぐ気付けるアンテナを持つことの大切さを、
こうした取り組みなどを通じて伝えたいなと思っています。

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