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健康マネジメントスキルは早くから子どもに伝えたい

私の健康に関する考え方


私が食と健康というテーマでの学びを始めたのは今から25年前くらいに遡ります。

なぜ人は病気になるのか、病気にならないためにはどんなことを心がけると良いのか、
ということを、当時中学生の頃の私は丸元淑生先生の本をきっかけに様々な本を読みがら考え、そして製薬会社にて約10年働きながら臨床現場の数百人近くの医師、薬剤師の方と接しながら自分なりの考えを整理し続けてきました。

そんな経験を踏まえた現時点での私の健康マネジメントに関する考え方は下記です。

  • 食生活は出来る限り質にこだわる(まずは本物の調味料を揃えるところから)

  • 砂糖は極力摂取しない(特に子ども)

  • 小麦過多にならないよう意識する(子育てしていると小麦過多の食事になりやすいので注意)

  • 発酵食品は毎日摂る(日本に住んでいるならお味噌汁が最強ですね!)

  • 化学物質は極力避ける(食品添加物だけでなく、農薬、化学肥料、医薬品、無添加でない洗剤、シャンプー、化粧品などなど…意識しているかいないかで、化学物質摂取量は大変な差になっていってしまうのが現代社会です。)

  • 人の悪口を言わない(ネガティブな言葉は自分の身体も傷つけてしまいます…)

  • 毎日の良かったことに意識を向ける

  • 自分の健康管理を他人に依存しない

幾つか書かせて頂きましたが、中でも今回フォーカスしたいのは、最後に太字で記載した、「自分の健康管理を他人に依存しない」というところです。

これは、私が子どもたちに健康マネジメントという観点から伝えたいなと思っていることです。

風邪を引いたら病院に行く?


日本は医療機関へフリーアクセス。

さらひ子どもの医療費は無料だったしりますので、
子どもが風邪を引いた時、あるいは、風邪を引きそうな時に、

「病院に連れて行かなきゃ」と真っ先に考えるケースが日本は圧倒的に多いと思います。

でも風邪を引いた時に薬を飲んでも治すことに貢献するわけではなく、出ている症状(熱、咳、鼻水など)を薬の力で抑えることが出来るだけです。

そして、症状を抑えることに意味があるかというと私は疑問です。

例えば熱も咳も鼻水も、身体に起こった異変に対して身体が反応し、自分で治すために出ている症状であり、
それを薬で無理に抑えてしまうと、
自分の身体が一生懸命治そうと働いている状態を止めてしまうことになると考えます。

私はもう何年も薬は飲んでいませんが、
我が家の子どもたちも生まれてから一度も薬を飲んだことはありません。

風邪を引くことはありますが、その時は

  • 梅干しを食べる

  • 三年番茶で身体を温める

  • お味噌汁を飲む

ことに加え、とにかく睡魔を取って休養する。

それで治ります。

もう我が家ではそんな習慣なので、
長男は風邪を引きそうになると自分から梅干しを食べたいと言います。

それで治る感覚を覚えてくれたようです。

そして、この習慣が身につくと、そもそも体調を崩しにくくなります。

これはまさに、自分の体調は自分で管理する(自身の健康マネジメント)ことの一番分かりやすい例だと思うのです。

体調が悪い→医師に診察をしてもらう→医師が処方した薬を飲む

上記のプロセスでは、体調を治すことを他人(医師と薬)に任せてしまっています。

このプロセスが当たり前になってしまうと、なかなか自分で健康をマネージメントしようという考えに至りません。

  • 風邪を引いたら薬を飲めば良い

  • 血圧が高くなったら薬で下げれば良い

  • LDLコレステロール値が高くなったら薬で下げれば良い

等々…

風邪に限らず、将来的に起こり得る様々な疾患に対しても、その管理を他人(医師、薬)に任せることが当たり前の思考から抜け出せなくなってしまうと思うのです。

でも本来、自分の身体ときちんと日々向き合う意識があれば、自分の身体のことは自分が一番良く分かるはずで、微細な体調の変化はなかなか2,3分診療となる病院での診察では分かりません。

今の時代は少し体調がいつもと違ったり、何かの異変が身体に起こったとしても、インターネットで調べれば医療機関に行かなくても大体疾患の予測が付きます。AI問診もありますね。

ですので私は、子どもにいつもと違う症状があり、自分の経験値では判断出来ない場合はインターネットで調べて疾患の予測を立てます。

その上で、病院で検査が必要だと思えば病院に診断を仰ぎに行くことも考えます。(ただ、これまでそこに至ったのは子育てを始めて7年間で5回未満です。)

子どもたちにも日頃から、自分の健康管理は自分でしようねということと、風邪を引いたり、肌に湿疹が出来た時に自分でどんなケアをすると治るのかをその時その時で伝え、実践してもらうようにしています。

そうすることで、経験から学んでもらうことを期待しています。

今ではこうした考え方になった私も、昔(社会人1,2年目頃まで。食と健康に関する勉強は中学生の頃からしていましたが、病気になったら医療機関に行くということが当たり前過ぎて、そこに疑問を持つ思想にまで至れていませんでした。)は身体の不調はまず医師に相談という考え方で、自身の疾患か病院に通っても通っても良くならない、あるいは薬を止めると症状が再発する…ということを繰り返していました。

でも、自分の健康管理は自分で行うという、書いてみると当たり前なことに気付いてからは、病院に行くことも薬は飲むことも必要なくなり、子どもたちが生まれてから子育ては一貫してその考えで進めてきました。

もちろん医療機関の受診や、治療介入が必要なケースもあります。外科的処置などはその典型だと思います。

医療機関にかかることを否定しているわけではなく、医療機関の受診が必要なのかを判断出来るよう、自分の健康マネジメントに主体的に取り組むことが大切であるということが、
私が今回の記事で一番伝えたかったことです。

今日も我が家の子どもたちは、お味噌汁を飲んで元気に出掛けていきました。

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