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詩集

5
基本的に現代詞です。 気ままに書いてます。
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#詩

独り、歩く畦道で

独り、歩く畦道で

激しい夏が終わり
優しい秋が来て
黄金色の稲穂が揺れている

少し、冷たくなった風に吹かれて
独り、歩く畦道で
黄金色の稲穂を愛でながら
隣で手を繋いでくれる人がいてくれたらと思わずにいられない

秋は実りの季節で
優しい季節なのに
なぜか、寂しくさせる

秋の夕暮れ
独り、歩く畦道

黄金色の稲穂が、夕焼けに染まって
きらきらと揺れて
暖かい光が、溢れている

それでも、切なくて
寂しくさせる季

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老人と老木

老人と老木

この世界は美しいもので溢れている。
This world is beautiful
and
You can not buy with money

「老人と老木」

老木が横たわっていた
その老木は
風に晒され
雨に打たれ
寒さに凍え
朽ちて
腐り
その身を削っていた

それでも
この老木に
一瞬の暖かな光りが
注がれる

そして
この老木は
その暖かな光りに
これ以上はないほどの幸せを感じている

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Rock Music

Rock Music

Rock Music
地響きのような歌声
Melodyを奏でるギター
規則的な太鼓
ゆるく やわく ゆれるシンバルの音
すべてのものを調和させるベース

そのひとつずつに耳を澄ませる
爆音のスピーカー
イヤホンから聞こえるRock Music

爆音を聞きながら
ひとつずつの音に耳を澄ませる

爆音の中からたったひとつの音を聞く
森の中で耳を澄ませるみたいに

Rock Music
それはたったひ

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